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昆虫脱皮におけるキチン分解酵素活性化機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02660097
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学・栄養化学
研究機関山口大学

研究代表者

古賀 大三  山口大学, 農学部, 助教授 (30091185)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード昆虫脱皮 / キチン分解酵素 / 活性化因子
研究概要

1,エンド型キチン分解酵素の前駆体の単離・精製
(1)まず、昆虫脱皮における表皮キチン分解機構が同じ鱗翅目である蚕とタバコスズメガにおいて共通であるかを調べるため、キチン分解酵素の比較を電気泳動(discーPAGE,SDSーPAGE)後イムノブロッティング及び活性染色により行った。イムノブロッティングでは蚕のエンド型キチン分解酵素に対する抗体を用いた。活性染色は我々が開発した方法を用いた。その結果、両昆虫でエンド型エキソ型のキチン分解酵素がそれぞれ抗原性が類似していること、さらにエンド酵素の前駆体が存在していることが分かった。(Insect Biochem.に投稿予定)
(2)つぎに、エンド型キチン分解酵素前駆体の単離・精製を、5齢幼虫蚕の繭作成開始1日目の表皮を用いて行った。ホモジナイズ後、硫安分画、Sephacryl Sー200によるゲル濾過により分子量約200kDaの前駆体を得た。
2,前駆体の活性化因子の単離・精製
蚕5齢幼虫の繭作成開始3日目の表皮から、1で精製した前駆体を活性化する因子を検索した。硫安分画、DEAEーCellulofine、Cellulofine GCLー2000ーmにより分量約100kDaでプロテア-ゼ活性を持つ活性化因子を得た。
3,前駆体活性化反応の解析
2で精製した活性化因子を用いて1で精製した前駆体の活性化反応を行った。前駆体の活性化反応は、SDSーPAGEとゲル濾過による分子量変化と活性測定及びイムノブロッティングにより追跡した。その結果、分子量の低下にともないエンド型キチン分解酵素の活性出現が見られた。また、活性化因子の代わりに牛トリプシンを用いたとき同様に前駆体の活性化が見られた。(Agric.Biol.Chem.に投稿予定)

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Daizo Koga: "Immunoblot analysis of chitinolytic enzymes in integuments and molting fluids of fluids of the silkworm,Bombyx mori,and the tobacco hornworm,Manduca sexta." Insect Biochem.(1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Daizo Koga: "Activation of chitinase in the silkworn,Bombyx mori.Evidence for activation factor,proteinase." Agric.Biol.Chem.(1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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