研究課題/領域番号 |
02660247
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業機械
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
西山 喜雄 (西山 善雄) 岩手大学, 農学部, 助教授 (90003764)
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研究分担者 |
亀岡 孝治 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (90177600)
木村 俊範 岩手大学, 農学部, 助教授 (60111241)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1992年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1991年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 穀物 / 乾燥 / 制御 / 学習 / 品質 / 近赤外線分析 / コンピュータシミュレーション / コンピュータ・シミュレーション / 学習的制御 / ニュ-ラルネットワ-ク |
研究概要 |
学習的制御もやはり通常の制御と同じく、制御性を高めるためには品質についてのセンシング技術の向上を計らねば成らず、乾燥前・中の水分の高い穀物の品質判定を迅速に行わなければならない。米の場合、高水分籾からの迅速品質判定法として提案したのは、高水分籾をインペラ籾すり機で脱ぷし、この高水分玄米から光学的判定機で外観品質判定を、近赤外線分析機で食味判定をする方法である。本研究では先ず本方法の特性と精度を明らかにして本方法の技術的可能性があることを示した。 穀類乾燥の学習制御法構築のための実験用乾燥機(容量籾60kg)を作製し乾燥実験を行った。乾燥途中のサンプルリング試料をインペラ籾すり機で脱ぷした試料から、品質判定機の精度を検証し、学習的制御法のためのセンシングシステムとして採用の可能性を得た。また、高水分の籾をインペラ籾すり機で脱ぷするときの脱ぷ性能を解析し、脱ぷ率がワイブル分布関数で表されること、脱ぷ動力はインペラ羽根回転数の2乗に比例するという西山の理論が実験的に検証された。 低コスト・高品質乾燥法として西山が提案している吸引送風累積貯蔵乾燥法の乾燥制御に学習的制御の導入を試みた。時間的節約のため小型実験装置で検定したコンピュータシミュレーションを使って最適操作を見出した。理想的に制御されると0.5%以内の範囲で規定の含水率に乾燥された。制御法として試みたのは乾燥空気の平衡含水率を制御する方法である。平成5年度に盛岡市近郊のライスセンターに本方式の実用実験機を設置して制御性を含めた実用化の検証がされる。
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