研究課題/領域番号 |
02660294
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
畜産化学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
久保 知義 東京農工大学, 農学部, 教授 (90031179)
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研究分担者 |
石井 泰博 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90015090)
白井 邦郎 東京農工大学, 農学部, 助教授 (70107168)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 混合培養 / 皮革副廃物 / 省エネルギ- |
研究概要 |
1.ニベ屑の分解について 皮革工場において、塩蔵牛皮を水漬け後裏面の結合組織を除去する過程で発生した屑を皮から分離したクロストリジウム菌株16ーAnと好気性菌株との混合培養系で30℃、36時間培養することにより、不溶性の線維タンパクは殆ど完全に(95%)液化した。反応物を低速で遠心することにより上層に油脂層が明瞭に分離し、これを除去した後、最下層に小量の不溶物を残して大部分が透明な分子量1000以下のオリゴペプチド溶液として回収された。 2.シェ-ビング屑の分解について 皮革工場において、クロム鞣しした皮の裏面を削って厚さを調整する過程で発生した皮屑(シェ-ビング屑)を、アルカリに浸漬してから中性に戻し、上記クロストリジウム菌株16ーAnと好気性菌株との混合培養系で30℃、7日間処理することにより、線維タンパクの90%以上が分子量1000以下のオリゴペプチド溶液として回収され、含有クロムの70%が不溶物として分離除去することができた。またこのような混合培養系の線維(コラ-ゲン)液化活性は持続性があり、反応液(除菌せず)にシェ-ビング屑を追加しての循環使用が可能である。 3.以上の混合培養系による皮屑類の液化により、30℃という比較的低温の処理で(熱エネルギ-消費が少ない)、且つ酸、アルカリなどの化学薬品を使用せずに(二次公害対策の必要がない)、従来処理が困難であった皮革工場固形廃棄物を効率よく処理できた。更にこの処理で得られた液化生成物は分子量の比較的小さなぺプチドであり、速効性肥料への利用などの可能性を開いた。
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