研究課題/領域番号 |
02660304
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土井 邦雄 東京大学, 農学部, 教授 (70155612)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 脳心筋炎ウイルス / ウイルスの体外排泄 / 同居感染 / ハムスタ- |
研究概要 |
本年度の第一の研究目的は、実験動物における脳心筋炎(MEC)ウイルスの伝播機構の解明であり、第二はマウス以外のげっし類での糖尿病の誘発であった。これらの点について、以下のような成績を得た。 (1)EMCウイルスの体外排泄 10^5 PFU/headのEMCウイルスD株(EMCーD)を3種の経路(径口、経鼻、腹腔内)で接種したICR:CDー1マウス(5週齢、雄)の糞・尿を接種10日後まで経日的に採材し、ウイルス力価を測定した。その結果、尿へのウイルスの排泄は全く認められなかった。一方、糞中にはいずれの接種群でも接種4日後まではウイルスの排泄が認められ、とくに経鼻接種群では接種8日後まで認められた。ただし、10日後には全く認められなくなった。 (2)EMCウイルスの同居感染 上記と同様な方法でEMCウイルスを接種したマウスを無処置のマウスとフィルタ-キャップ付マウス用ケ-ジで同居させ(5+5/cage)、血中ウイルス力価を指標に同居感染が成立するか否かを検討した。その結果、腹腔内接種群では同居感染は全く成立しなかった。また、他の2群でも同居感染の成立が認められた個体はごく稀であった。 (3)マウス以外のげっし類での糖尿病の誘発 糖尿病合併症のモデルとしては、実験手技の点からマウスよりも大型のげっし類が望ましい。今回、数種のげっし類でEMCウイルス感染実験を行なった結果、マウス以外のげっし類としては初めてAPA系シリアンハムスタ-で高血糖症を誘発することが出来た。
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