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ウシ初乳中の細胞生長因子の精製・構造および機能の解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02660318
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関日本大学

研究代表者

久保 周一郎  日本大学, 農獣医学大, 教授 (40001515)

研究分担者 渡部 敏  日本大学, 農獣医学部, 助教授 (00059586)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
キーワードウシ初乳 / 細胞生長因子 / ラット由来横紋筋細胞(L6) / マウス由来線維穿細胞(BALB / c3T3)
研究概要

近年、ヒト、ウシおよびラットの母乳中に表皮生長因子、内皮細胞生長因子、線維穿細胞生長因子、インスリン様生長因子および血小板由来生長因子などが存在し、哺乳動物の正常細胞あるいは形質変換細胞の生長を促進することが報告されている。しかし、これらの構造と分子レベルの機能は不明な点が多い。本研究では量的に入手容易なウシ母乳の細胞生長因子の性状を明らかにするため、ラット由来横紋筋細胞(Lb)およびマウス由来線維穿細胞(BALB/c 3T3)を使用し、ウシ初乳中の細胞生長因子の分離精製およびその同定を行った。
1.ウシ初乳中にはLbおよびBALB/c 3T3を増殖する因子が存在した。しかし、これらの活性は出産後の初乳の時間経過と共に著しく減退し、出産後初乳15時間および24時間のものは、6時間初乳の増殖活性のそれぞれ70%および90%減少活性を示した。
2.ウシ出産6時間初乳の酸処理遠心上清のSephadex utー100ゲル濾過添出区分について、L6およびBALB/c 3T3増殖活性をしらべたところ、L6増殖活性は分子量7000〜8000の画分に、またBALB/c 3T3増殖活性は分子量14000〜16000画分に存在した。
3.Sephadex utー100のL6増殖活性を有する分子量7000〜8000画分やよびBALB/c 3T3増殖活性を有する分子量14000〜16000画分の穿電点電気泳動分析の結果、前者はPH9.0に、後者はPH4.5にそれぞれ穿電点を有することが判明した。以上により、ウシ初乳中には少くとも2種類の細胞生長因子が存在することが明らかになった。今後、これらの因子の単一分離、その第一構造を追求する予定である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] KISHIKAWA,YOSHIHIRO WATANABE,TOSHI KUBO,SHUICHIRO: "PURIFICATION AND CHARACTERIZATION OF GROWTHーPTOMOYINH AGENT IN BOVINE COLOSTRUM" J.BIOCHEM.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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