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豚ILー2依存性細胞の株化とその性状についてーとくにILー2レセプタ-について

研究課題

研究課題/領域番号 02660326
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用獣医学
研究機関山口大学

研究代表者

井上 武  山口大学, 農学部, 教授 (40005616)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード豚 / ILー2レセプタ- / 蛍生分光光度計 / digoxigenin / mRNA
研究概要

豚リンパ球のILー2レセプタ-を免疫学的におよびそのmRANをdot blot hybridization法で検索が可能性かを検討し以下の成績を得たので報告する.1)豚リンパ球のILーレセプタ-の免疫学的検索法:まず市販抗ヒトILーレセプタ-蛍光標識単クロ-ン抗体と蛍光分光光度計の利用可能性を検討した.初めに,自家製の抗豚IgM蛍光標識抗体で蛍光染色リンパ球の蛍光強度測定をした.励起,蛍光波長はそれぞれ495nm,526nmが至適であった.また,細胞数は2×10^6個で容量1mlを1cm角のセルにいれるのがが蛍光強度の測定には適切である.また,抗ヒトILー2レセプタ-単クロ-ン抗体がCTLLー2細胞,豚ILー2依存性長期継代細胞に利用出来た.従って本法で豚ILー2レセプタ-の測定が可能と思われる.以後蛍光標識抗ヒトILー2レセプタ-単クロ-ン抗体で染色し,蛍光顕微鏡と蛍光分光光度計で計測した.ILー2レセプタ-陽性細胞の総蛍光強度は脾臓,腸リンパ節,パイエル板細胞について比較すると,パイエル板細胞>脾臓細胞>腸リンパ節細胞であった.2)豚リンパ球のILー2レセプタ-mRNAの検出:非放射性検出法の検討とヒトプロ-ブcDNAの利用の可能性を検討した.非放射性標識物質としてdigoxigeninを用い,dot blot hybridizationを行ったところ,9.4×10^5コピ-まで検出可能であった.また,ヒトプロ-ブは豚継代リンパ球由来のmRNAと反応することも明らかになった.これらの成績にもとずきdigoxigeninを標識したヒトILー2レセプタ-cDNAをプロ-ブとして培養2日の豚リンパ球由来のmRNAとのdot blot hybridizationを行うこととした.その結果,ILー2レセプタ-mRNA量はパイエル板細胞>脾臓細胞>腸リンパ節細胞であった.今後,これらの方法でのさらにデ-タの集積を行うとともに,長期継代細胞の種類を増し,豚ILー2レセプタ-の性状解析,単クロ-ン抗体の作成を試みる.

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 井上 武: "豚のILー2レセプタ-の検索法について" 日本獣医学会誌.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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