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ヒトT細胞膜抗原10D1の胸線内T細胞分化・活性化における役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02670209
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関順天堂大学

研究代表者

小端 哲二  順天堂大学, 医学部・免疫学, 講師 (10205445)

研究分担者 奥村 康  順天堂大学, 医学部・免疫学, 教授 (50009700)
八木田 秀雄  順天堂大学, 医学部・免疫学, 助教授 (30182306)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードヒトT細胞抗原 / 10D1 / 胸腺 / T細胞分化 / T細胞活性化 / ILー2 / ILー2R
研究概要

私達が開発した抗ヒト・マウス単クロ-ン抗体10D1は、
1.ヒト末梢血T細胞及び培養細胞において、(1)ヒトT細胞株24種類全てと反応した。約5%の正常末梢血T細胞とも反応し、それらは全てCD4抗原陽性T細胞に限局していた。また、B細胞や骨髄系細胞とは反応せず、T細胞特異的である。(2)分子サイズは非還元下180 kDa、還元下90kDaのホモ・ダイマ-を免疫沈降した。(3)二次抗体の存在下、末梢血CD4抗原陽性T細胞を活性化し 増殖を誘導した。その際、CD3/TCR複合体の細胞表面発現を必要とした。
2.またヒト胸腺細胞においては、(1)10D1抗原はヒト胸腺細胞の約5%に発現されており、その内訳はCD4^-8^-:1%、CD4^+8^+:3%、CD4^+8^-:1%、CD4^-8^+:0%であった。そのうち、10D1^+CD4^-8^-胸線細胞は すべてCD7^+2^+3^-胸線細胞の約40%を占めていた。(2)10D1抗体と二次抗体との存在下、CD4^+8^-胸線細胞はILー2/ILー2R系を介して増殖が誘導された。
以上の結果から、10D1抗原はヒトT細胞の分化・増殖に強く関与していることが明らかとなり、今後、CD3/TCR、CD2など他のT細胞活性化経路との異同・相同性・相互関係を解析し、ヒトT細胞活性化における10D1抗原の生理的リガンドならびに生理的意義の解明が重要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] TETSUJI KOBATA: "A NOVEL HOMODIMERIC MOLECULE INVOLVED IN HUMAN T CELL ACTIVATION" THE JOURNAL OF IMMUNOLOGY. 144. 830-835 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] TETSUJI KOBATA: "EXPRESSION AND FUNCTION OF A 90ーKILODALTON HOMODIMERIC MOLECULE (10D1 ANTIGEN) ON HUMAN THYMOCYTES" THE JOURNAL OF IMMUNOLOGY. 145. 1053-1058 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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