研究課題/領域番号 |
02670241
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
大原 啓志 高知医科大学, 医学部, 教授 (00033209)
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研究分担者 |
安田 誠史 高知医科大学, 医学部, 助手 (30240899)
三野 善央 岡山大学, 医学部, 助教授 (80181965)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 高齢者 / 自覚的健康感 / 精神的健康 / 日常生活動作 / 生活の満足度 / 社会的ネットワーク / 農村地域 / 都市型地域 / 生活の満足感 / 地域特性 / 健康状態 / 社会的ネットワ-ク / 日常生活動作(ADL) / 社会的活動 |
研究概要 |
都市部と農村部、山間部の地域特性の異なる3地区において、在宅高齢者の健康状態と生活様式に関する追跡調査を開始した。地域間の比較生活様式と健康状態の関連を検討しているが、本年度までの主な分析結果は以下の通りである。 1.農村部と都市部の比較では、農村部に、日常生活動作や生活関連動作能力が低下している者が高率であったが、一方で、親類・友人等との交流、近所づきあい、クラブ活動への参加などが高率で、一日をぼんやり過ごす者が少なかった。農村部に社会的なネットワークが多いことが生活動作能力などが低下した者の在宅での生活を可能にしている可能性がある。 2.「生活の満足度」と社会的なネットワークの関連についての農村部における検討では、ネットワークの多い者に満足度が高い者が高率であったが、男では、前期高齢層では家庭内、後期では地域のネットワークと関連が強かった。 3.農村部について、General Health Quetionnaireのスコアによって「精神的健康」を把握して良好群と不良群を分類し、自覚的健康状態及び社会的ネットワークとの関連を検討した。自覚的健康状態の不良なものに不良群が高率であり、健康状態を一致させた検討では、仕事や役割の喪失が前期高齢期からみられ、また、地域とのネットワークの乏しさが不良群に高率に認められた。
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