研究課題/領域番号 |
02670285
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
江口 勝美 長崎大学, 医学部, 講師 (30128160)
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研究分担者 |
中村 龍文 長崎大学, 医学部, 助手 (00198219)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | HTLVーI / 慢性関節リウマチ / HTLVーI感染T細胞 / 滑膜細胞 / HTLVーI pX遺伝子 / プロト癌遺伝子 / サイトカイン / 遺伝子導入 / 抗HTLVーI抗体 / 合成HTLVーIエンベロップペプタイド / 血管内皮細胞 |
研究概要 |
I HTLVーIが血管内皮細胞や滑膜細胞に感染するのか? 関節炎患者より得た滑膜細胞をHTLVーI感染T細胞株であるMTー2やHCTー1と混合培養を行うと、滑膜細胞の ^3HーチミジンのDNAへの取込みが増加し、細胞数の増加もみられた。この滑膜細胞の増殖は細胞同志の接着が必要であった。混合培養した滑膜細胞をgag蛋白に対するGIN14抗体で染色すると、一部の滑膜細胞は染色され、HTLVーIの感染が示唆された。混合培養した滑膜細胞の培養上清にはGMーCSFが多量に検出され、GINー14陽性細胞にのみGMーCSFの産生が認められた。以上より、抗HTLVーI抗体陽性関節炎の滑膜細胞増殖の機序として滑膜細胞へのHTLVーI感染によるGMーCSFの産生が関与していることが示唆された。 II HTLVーI pX遺伝子を単核球細胞に導入し、どのような遺伝子転写活性を生じているのか? HTLVーI pX発現プラスミドをDEAEデキストラン法/高張液処理にてU932(ヒト単核球細胞)に導入した。導入細胞においてノザン法でpX遺伝子mRNA、ウェスタン法でp40^<tax>の発現を確認した。MT2ではILー2RαのmRNAの発現があるが導入細胞においてはILー2Rαの発現は見られなかった。pX遺伝子の発現に伴い、分化した単核球細胞に特異的に発現するtyrosine kinase activityをもつプロト癌遺伝子cーfgr mRNA、p58^<cーfgr>の発現が認められた。この事実より単核球細胞におけるpX遺伝子による転写活性化はT細胞と異なっていることが示唆された。 III 抗HTLVーI抗体陽性関節炎患者の抗HTLVーI抗体の抗原認識部位について。 HTLVーI envelope蛋白中immunodominant siteをコンピュ-タ-・アルゴリズムで推定し、ペプタイドを7種類合成した。抗HTLVーI抗体陽性関節炎患者血清はE1,E2,E8に反応した。HAMやATL血清もE1,E2,E8に反応し、HAM患者血清のみE9にも反応した。
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