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腎尿細管上皮の細胞増殖に関するトランスフェリン・レセプタ-の意義

研究課題

研究課題/領域番号 02670290
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

柴崎 敏昭  東京慈恵会医科大学, 内科, 講師 (60100921)

研究分担者 大野 岩男  東京慈恵会医科大学, 内科, 助手 (00160573)
城 謙輔  東京慈恵会医科大学, 病理, 講師 (10057086)
石本 二見男  東京慈恵会医科大学, 内科, 助教授 (20056641)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードトランスフェリン・レセプタ-(TrR) / 腎尿細管上皮 / 細胞増殖
研究概要

〔目的〕 著者らは細胞増殖に係わる因子としてトランスフェリン・レセプタ-(TrR)が近位尿細管に表出することを急性腎不全を呈するネフラ-ゼラットで明らかにした。今回、尿細管でのTrRの表出機序と細胞内生成を病態生化学的に、又、その尿中排泄を免疫学的な手法を用いて検討した。 〔計画〕 近位尿細管でのTrRの証明はまずヒトネフロ-ゼ症候群(NS)患者で^<67>Gaシンチグラムを施行シ、腎への集積性を確認する。次に^<67>Gaを取り込んだピュ-ロマイシン・ネフロ-ゼ(PAN)ラットの腎抽出物を免疫電気泳動とオ-トラジオグラフィ-法にて検討し、^<67>Gaの組織内結合蛋白の同定を行う。又は、TrRの性格づけとして microdissection法にて得られた家兔尿細管培養細胞を用い^3HーthymidineによるDNA合成ならびにin situ hybridizationによるTrRのmRNA量の測定を各々検討した。次にTrRを認識するOKT9モノクロナ-ル抗体を用いたElisa法にて、尿細管・間質病変を有する症例での尿中TrR測定を行い。TrRの尿細管性蛋白尿としての可能性を検討した。 〔成積〕 NS患者の急性期ではび慢性に両腎への^<67>Gaの取り込みがみられた。さらにOKT9モノクロナ-ル抗体を用いた蛍光抗体法あるいはElisa法では、対照群としての腎災患者と異なりそれぞれ尿細管上皮あるいは尿中で陽性所見が認められ、本患者での腎内でのTrRの表出があった。PANラットの腎抽出物の検討では^<67>Gaの結合蛋白がトランスフェリンであることが明らかとなった。家兔尿細管培養細胞を用いた検討では^3Hーthymidineのincorporationの明らかな増加がみられたが、mRNAの産生量については現状では有意な成績は得られていない。 〔結語〕 NS患者でみられる腎尿細管でのTrRの表出は尿細管上皮細胞の増殖を誘導することにより、自らの細胞活性化をきたすと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shibasaki T: "Clinical characterization of drugーinduced allergic nephritis" Am J Nephrol.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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