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動脈硬化を惹起する遺伝性ヒト変異アポリポタンパク質E7の構造と機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02670397
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

前田 英雄  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90094044)

研究分担者 岡田 美津子  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (70035400)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードリポタンパク質 / 動脈硬化 / 高脂血症 / 超低密度リポタンパク質 / アポリポタンパク質E / Zuckerラット / 肥満
研究概要

アポEの多形型の一般的タイプであるアポE3の299個のペプチド鎖のうち、238ー252番目のオリゴペプチド(Ag E3)とその変異アポE7(Glu 244,255→Lys 244,245)の同領域のオリゴペプチド(Ag E7)を合成し(Ag E3:GluーValーArgーAlaーLysーLeuーLysーLysーGlnーAlaーGlnーGlnーIleーArgーLeu,Ag E7:GluーValーArgーAlaーLysーLeuーGluーGluーGlwーAlaーGlnーGlnーIleーArgーLeu,外注以来)し、牛血清アルブミンとカップリングさせて、家兎により抗体を作成した。しかし、これら2つの抗体はアミノ酸残基数15のオリゴペプチドのうち2つのアミノ酸しか異ならないため、作成した各抗体によるアポE3とアポE7の両ペプチドの分別はできないことが明らかになった。また、本課題研究中に他の研究者により報告されているアポEと結合するといわれている受容体タンパク質の分子量やそれが溶出されてくるイオン強度などが類似したタンパク質を遺伝性の肥満ラットで著しく増加していることを見つけた。このタンパク質はラットの肝臓の細胞質画分から部分精製され、分子量は120kDであった。このタンパク質は、ミトコンドリアにはなく、細胞質に極在することが明らかになった。また、やせのZuckerラットやウィスタ-系のラットで絶食に続く再摂食の飼料に高炭水化物食を与えるとこの120kDタンパク質が著増するが、高脂肪食では変化しないことが明らかになった。すなわち、この120kDタンパク質は、脂質合成に伴って誘導されるタンパク質であることは明らかであるが、これがapoE3やapoE7を認識する受容体タンパク質であるかどうかの関連性は今後に残された問題である。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hideo Maeda: "Increased Unidetified 120kDa protein in liver Cytosol of Genetically Obese Zucker Rats"

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hideo Maeda: "Increased Unidentified 120 kDa Protein in Liver Cytosol of Genetically Obese Rats."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hideo Maeda: "Increased Unidentified 120 kDa Protein in Liver Cytosol of Genetically Obese Rats"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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