研究課題/領域番号 |
02670404
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
梅村 敏 横浜市立大学, 医学部, 講師 (00128589)
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研究分担者 |
石井 當男 横浜市立大学, 医学部, 教授 (90010363)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | α_2受容体 / 本態性高血圧症 / 脳卒中自然発症高血圧ラット / Restriction fragment length polymorphism(RFLP) / α_1受容体 / cyclic AMP / mesangium / Dahl rat / restriction fragment length polymorphism / αCC1DD受容体 / αCC2DD受容体 / 高血圧自然発症ラット / Dahlラット / 糸球体 / 近位尿細管 |
研究概要 |
本態性高血圧症の成因に関与するα_2受容体の役割を検討するため、日本人の本態性高血圧患者と正常血圧者を対象にα_2受容体遺伝子のRFLP出現頻度に差があるかどうか検討した。Bsu36Iで消化後、α_2C10probeとSouthern hybridizationを行った結果、12kbのbandのみを有する者、58Kbのbandのみを有する者、両者のbandを有する者の3群に分かれた。このpatternは米国人のものと同じであった。このRFLPの出現頻度には本態性高血圧症と正常者間で有意差を認めず、少くともBsu36Iで認めるα_2受容体遺伝子α_2C10のRFLPと本態性高血圧症との間の関連性はないと思われる。また、報告された米国人のDataと比較した結果、このRFLPの出現頻度は日米両国人間で差があることが明らかとなった。その持つ意味は不明である。 SHRSPとWKYを交叉交配し得たF_1世代の子F_2世代の肝臓からgenomic DNAを抽出。DdeIで消化後、α_2C10probeとSouthern hybridization を行うとSHR(1.6Kb)、WKY(0.9Kb)で認められたと同様のRFLPが認められた。F_2世代での各bandの分布と血圧の分布とも間には有意の関係は認められなかった。従って、少くともDdeIとα_2C10で認められるRFLPはSHRSPでの血圧上昇には関与していないと思われた。 mesagium細胞を用いた、α_1 α_2受容体の検討は、現在、Northorn blotting法を用い進行中である。
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