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非手術的な胆のう胆石症の治療の試み

研究課題

研究課題/領域番号 02670491
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関福井医科大学

研究代表者

林 信成  福井医科大学, 医学部, 助教授 (20189658)

研究分担者 木本 達哉  福井医科大学, 医学部, 助手 (70225077)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードエタノール / 胆のう炎 / 胆のう〓絶術 / 界面活生剤 / 熱障害 / 胆石症 / 胆摘術 / インターベンショナルラジオロジー / 胆のう廃絶術 / 界面活性剤 / Interventional Radiology / 胆のう機能廃絶術 / 純エタノ-ル / 硬化剤 / 胆のう / 胆石 / アルコ-ル
研究概要

昨年度まで我々は、エタノールの胆のう粘膜に対する作用が局所的であり、完全な全体の機能廃絶へと進み難いことを明らかにしてきたが、本年度は、この欠点を明らかにすべく、いくつかの改良や変更を行うとともに臨床応用も行った。まず、動物実験においては、より確実なアルコールによる粘膜障害をおこさせるために、エタノールに加えて界面活生剤の効果を検討した。まず、界面活生剤単独の効果であるが、これはエトキシスクレロールを用いた場合、胆のう粘膜における影響は肉眼的にも組織学的にもわずかであり、単独では効果はないと考えられた。次いで、アルコールとの併用について検討した。これはアルコールを十分に注入した後吸引し、次いでエトキシスクレロールを十分に注入して、更に吸引するという形で行った。胆のうに対する肉眼的な効果はアルコール単独のものと大きな差はなかったが、組織学的に検索すること、単独群に比して、わずかに粘膜に対する破壊効果が増しているように思われた。またアルコール以外の薬剤の効果を検討するために、熱湯の局注も行った。従来と同様の手技で沸騰した熱湯を胆のう内に注入したところ、極めて強い胆のう粘膜の破壊がおこった。しかしながら、周囲の正常肝にも熱による障害がおこり、示適な温度や完全限界については、更に検討を要すると考えられた。尚、臨床例については、胆道悪性腫瘍の末期で、胆のう炎をおこし、根治手術の対象になりえないものに対し、胆のう炎の再発防止の目的で、4例に対し、十分な説明の上で胆のう〓絶術を行った。4例とも副作用はなく、現在まで胆のう炎の再発を認めず、良好な経過であるが、超音波検査上、完全な胆のうの瘢痕化はきたしておらず、やはり本法には現時点では限界があると思われた。

報告書

(4件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 林 信成: "II.手技の実際 A.胆道 1.PTCD.木戸長一郎(監修):Non-Vascuar IVR(Interventional Radiology)-画像診断手技の治療への応用-" 癌と化学療法, 6 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 林 信成: "II 手技の実際 A.胆道系 1.PTCD、木戸長一郎(監修):Non-Vascular IVR(Interventional Radiology)ー画像診断手技の治療への応用ー" 癌と化学療法, 6 (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 林 信成: "胆のう炎とて発症した胆のう癌に対するIVRの1例" 日本血管造影インタ-ベンショナルラジオロシ-研究会雑誌. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 林 信成: "胆道内結石除去術" 日本血管造影Interventional Radiology研究会雑誌. 5. 14-15 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 林 信成: "超音波・CTガイド下穿刺術ー生検からドレナ-ジまでIVRの実際" 金芳堂, 151 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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