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悪性グリオーマ浸潤能の定量化とその臨床応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02670623
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京大学

研究代表者

長島 正  東京大学, 医学部(病), 助手 (70217991)

研究分担者 松谷 雅生  東京大学, 医学部(病), 助教授 (90010454)
高倉 公朋  東京大学, 医学部(病), 教授 (90109984)
西川 亮  東京大学, 医学部(病), 助手 (90237678)
中村 博彦  東京大学, 医学部, 助手 (30189055)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード悪性グリオーマ / 湿潤 / 接着能 / N-カドヘリン / 回転培養 / Nーカドヘリン / mーRNA / ラットグリオ-マ細胞株 / グリア系株化腫瘍細胞 / locomotion / 無血清培地 / 細胞外マトリックス
研究概要

悪性グリオーマは周囲正常脳へ浸潤性に増殖するため治癒切除が困難であり,術後に各種治療を加えてもほとんどの例で再発を逸れない。このため,悪性グリオーマの治療成績は今日でも著るしく不良である。こうしたグリオーマの浸潤性格は、単一の形質の発現によるものではなく多くの形質発現の複合と考えられるが,その中でも腫瘍細胞における接着能の変化が重要と考えられる。今回,神経系組織において重要と考えられる細胞接着分子N-カドヘリンを3種のラットブリオーマ株細胞(9LC6,RG12)で,そのmRNAレベルでの発現を検討した.その結果,mRNレベルでのN-カドヘリンの発現は細胞株間で差がみられた。すなわち,N-カドヘリン-mRNAは腫瘍細胞では3本の異なるサイズのバンドが確認され,それぞれの発現の程度が細胞間で異なっていたが、特に、最大のバンド(5.2Kb)の発現に差がみられ,RG12で強く,C6で弱く、9Lでは中間の発現であった。これらの発現の程度は、in vitro aggregation assayでみたそれぞれの細胞株の接着能とよく相関していた。このことから,N-カドヘリンはグリオーマ細胞において細胞間の接着能に関与しており,ひいてはグリオーマの浸潤能に係わっていることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 長島 正他: "転移性脳腫瘍" 診断と治療. 78. 2002-2006 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 長島 正他: "脳腫瘍テント上腫瘍" Clinical Neuroscience. 8. 983-986 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 長島 正他: "松果体の癌" 代謝. 27. 381-386 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 長島 正 他: "転移性脳腫瘍" 診断と治療. 78. 2002-2006 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 長島 正 他: "脳腫瘍,テント上腫瘍" Clinical Neuroscience. 8. 983-986 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 長島 正 他: "松果体の癌" 代謝. 27. 381-386 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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