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抗癌剤封入リポソ-ムの作成と骨悪性腫瘍細胞に対する抗腫瘍効果の向上およびその代謝

研究課題

研究課題/領域番号 02670662
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

大塚 隆信  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10185316)

研究分担者 服部 正広  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (50221502)
伊藤 仁一  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60167260)
松井 宣夫  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (40009569)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードリポソ-ム / 骨悪性腫瘍
研究概要

[I]リポソ-ム作成と効果判定:リポソ-ムはシスプラチンとカルボプラチンを用い,組成はLーαーphosphatidylcholine,LーαーphosphatidylーLーserine,cholesterolから成るリポソ-ムと,oxalato(transー1ー1,2ーidaminocyclohexane),platinum(II)とPtCl_2(malonato)(transー1ー1,2ーdiaminocyclohexane)を用い卵黄レシチン,グリセリンとから成るリポソ-ムを作成した。両者とも超音波法にて作成した。リポソ-ム製剤の白金定量値は10〜40μg/mlでトラップ率は約50%強であった。培養骨悪性腫瘍細胞(DUNN OST,RDーES)にこれらのリポソ-ムを投与し抗腫瘍効果を検討した。細胞増殖抑制効果,3HーthymidineによるDNA合成抑制効果は,全て原末投与群に比し増強していた。また細胞内に取り込まれたPDDの原子吸光光度計による測定にても,細胞内PDD含量の増加が認められた。電顕超微形態の観察ではリポソ-ムと思われる脂肪滴が細胞内に多数認められた。リポソ-ムの効果発現までの時間は数分で充分なDNA合成抑制効果を示した。
[II]In vivo 実験:担癌ヌ-ドマウスの尾静脈よりリポソ-ムの注入を試行したが,多量の注入が困難と判明。抗腫瘍効果を期待可能な量のリポソ-ム注入不可であったが,少くともショック等の副作用は認められなかった。
[III]生化学的検索:腫瘍細胞への細胞内取り込み機構はエンドサイト-シスのよるものでこの機構には細胞内CaとATPの関与が必要と思われた。
[IV]温熱との併用効果:温熱感受性リポソ-ム(TAC1043)程の増強効果は得られず,相加効果程度であった。
[JV]温熱との併用効果:温熱感受性リポソ-ム(TAC1043)程の増強効果は得られず,相加効果程度であった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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