研究課題/領域番号 |
02670705
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 修 京都大学, 医学部, 教授 (70025584)
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研究分担者 |
堀井 泰樹 京都大学, 医学部, 助手 (80211548)
竹内 秀雄 京都大学, 医学部, 助教授 (70026954)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 尿路結石症 / 疫学 |
研究概要 |
昭和60年の尿路結石症年間有病率(対10万人口)は92.5で、生涯罹患率は5.4%と算定された。年齢・性別頻度では、男女比は2.4:1と男性に多く、20才代から50才代に多く、ピ-クは40才代で前回調査時に比べ幅広くなる傾向がみられた。有病率の地域的比較を見ると、近畿・四国・北海道・沖縄地域で頻度が高く、逆に東北東部・関東北部・九州地域で低かった。結石部位別頻度でみると、上部尿路結石の比較は95%、下部尿路結石の比率は5%であった。69949結石の赤外線分光分析結果では、79.4%がカルシウム含有結石であり、続いて7.4%が感染結石であり、尿酸・尿酸塩結石は5.2%、チスチン結石は1.0%であった。カルシウム含有結石は男性・上部尿路に多く、感染結石は女性・下部尿路結石に、尿酸・尿酸塩結石は男性に多いという特徴がみられた。 昭和60年地域別尿路結石症有病率と栄養素・食品群別摂取量とでは、脂肪・ビタミンB1・油脂類の摂取量と有意な負の相関を、アルコ-ル摂取量と正の相関を認めた。県別尿路結石症有病率と、気候(年平均気温・相対温度・日照時間・降水量)・社会環境因子(人口密度・水道普及率・民力)・水道水硬度との間に有意な相関を認めなかった。主要死因別年齢訂正死亡率(沖縄をのぞく)との相関では男性の食道癌、男女での虚血性心疾患・高血圧・脳血管疾患死亡率と負の相関を認めた。
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