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尿路性器癌における糖鎖性癌抗原の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02670721
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関帝京大学

研究代表者

山口 邦雄  帝京大学, 医学部, 助教授 (40182430)

研究分担者 伊藤 晴夫  帝京大学, 医学部, 教授 (20009583)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード膀胱癌 / 腎癌 / 無血清培地 / 初代培養 / モノクロ-ナル抗体 / 糖脂質抗原
研究概要

手術摘出標本のヒト腎癌及び膀胱癌の原発巣を原材料として、無菌的に採取した癌組織より我々の開発したBEMー841培地を用いて無血清培養による初代培養を行なった。
培養を試みた腎癌6例中3例で、膀胱癌6例中4例で初代培養から継代可能となった。培養開始後2カ月後にはシャ-レ内の細胞はconーfluentとなったため継代した。さらに、6週間後に3代へ継代した。我々の樹立した培養細胞株が、原発巣である腎癌及び膀胱癌に由来したものであることを、光顕的観察、電顕的観察、染色体分析及びヌ-ドマウスへの異種移殖より得られた移殖腫瘍が、原発巣と矛盾しない病理組織学的及び組織化学的所見を示すことを確認した。以上の培養細胞を材料として、糖脂質分画の抽出を生化学的に行ない、lower phaseより糖脂質を得、DEAEーSephadexにて、シアリル糖脂質とneutral糖脂質を分ける。以上で得られた純化した糖脂質を抗原としてマウスでモノクロ-ナル抗体を作製するために、細菌を酸で処理したものに得られた抗原糖脂質を吸着させ,これを免疫する方法によった。糖鎖により免疫反応の強さが異なり、ハイブリド-マ樹立の効率も大きく異なることからモノクロ-ナル抗体ができ易いかどうかは予測不能であり、実験中である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 伊藤 晴夫 山口 邦夫 小竹 忠 松嵜 理: "無血清培地の開発ならびに無血清培養による腎癌細胞の初代培養" 日本泌尿器科学会雑誌. 80. 1741-1748 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤 晴夫 山口 邦夫 小竹 忠 松嵜 理: "無血清培養による膀胱癌細胞の初代培養ならびに膀胱癌細胞株(HAMTー1)の樹立" 日本泌尿器科学会雑誌. 80. 1749-1754 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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