研究課題/領域番号 |
02670820
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
亀山 洋一郎 愛知学院大学, 歯学部・病理学講座, 教授 (70113066)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 動物 / 舌 / 歯肉 / 創傷 / ヘテロサイクリックアミン |
研究概要 |
加熱食品には変異原物質であるヘテロサイクリックアミンであるTrpーPー2、GluーPー1、MeIQ、MeIQx、IQなどが含まれていることが知られている。本研究では、4つの実験を行い、下記のような研究成果(1)ー(4)を得た。 1.研究成果.(1) 創傷を形成しないハムスタ-の舌にTrpーPー2やGluーPー1を16週間塗布した後、舌に創傷を形成して、さらに15日間それらの物質を塗布しても、舌には著明な上皮性異形の生じないことが分かった。 2.研究成果(2) 創傷を形成したハムスタ-の舌にTrpーPー2あるいはMeIQを4週間塗布した後、舌に再度創傷を形成して、さらに15日間その物質を塗布すると、ほとんどの舌には上皮性異形成の発生することが判明した。また、それらの上皮細胞にはウイルス様粒子の存在することが分かった。 3.研究成果(3) 創傷を形成したハムスタ-の舌にTrPーPー2やMeIQxあるいはIQを4週間塗布した後、舌に再度創傷を形成して、さらに15日間それらの物質を塗布すると、多くの舌には上皮性異形成の生じることが分かった。 4.研究成果(4) 創傷を形成したラットの歯肉にGluーPー1を塗布した後、4日では創傷部の上皮と結合組織の境界部には超微細構造のベ-サル・ラミナに複雑な変化の生じていたことが判明した。
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