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デキストラナ-ゼ固定化による抗プラ-ク性複合レジンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 02670851
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

安永 哲也  大阪大学, 歯学部, 助手 (70182342)

研究分担者 河合 啓次  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (40204664)
土谷 裕彦  大阪大学, 歯科部, 教授 (40028709)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードデキストラナ-ゼ / 抗プラ-ク性 / 固定化酵素 / 不溶性グルカン
研究概要

BisーGMA,TEGDMA,ポリアクリル酸が10:5:3となるように混和し,BPOを0.5%添加して脱気後24時間60℃,4時間100℃で重合して作製した直径10mm,厚さ1mmの試作レジン試料を担体として,pH6のKPB10ml中(4℃)でウッドワ-ド試薬Kを40mgl時間作用させ,デキストラナ-ゼを40unit加えて24時間反応させることにより,デキストラナ-ゼを結合させた。試料1枚当たり約0.11unit相当のデキストラナ-ゼ活性が認められた。
デキストラナ-ゼ結合試料,デキストラナ-ゼ排結合試料,ユニファスト,フジアイオノマ-タイプII,フォトクリアフィルブライト,シラックスプラス,パルフィ-クエステライトの7種類の試料表面でGTase,[ ^<14>C]ーsucroseを反応させて,液体シンチレ-ション法により ^<14>Cの放射能を測定して,試料表面での不溶性グルカン合成量を求めた。不溶性グルカン合成量はユニファストが一番多かった。次いでデキストラナ-ゼ非結合試料,フジアイオノマ-タイプIIの順であった。その次がフォトクリアフィルブライト,シラックスプラス,パルフィ-クエステライトの3種類でほとんど同量であった。デキストラナ-ゼ結合試料はそれらと比較して非常に少なかった。デキストラナ-ゼ結合試料のデキストラナ-ゼ非結合試料に対する抑制率が約30%であった。結合したデキストラナ-ゼによる不溶性グルカンの合成と付着の抑制が認められた。
走査電子顕微鏡で直接倍率40倍にて人工プラ-クの付着状態を観察したものから,デキストラナ-ゼ非結合試料と比較してデキストラナ-ゼ結合試料では人工プラ-クの付着が減少しているのが認められた。デキストラナ-ゼによるグルカンの付着抑制に起因して人工プラ-クの付着も抑制されていることが示された。
レジンにデキストラナ-ゼを固定化することにより抗プラ-ク性を付与できることが確認できた。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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