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診断用画像の施設間伝送に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02670908
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

岡野 友宏  昭和大学, 歯学部, 教授 (20124688)

研究分担者 熊倉 由樹子  昭和大学, 歯学部, 助手 (10178064)
境野 利江  昭和大学, 歯学部, 助手 (50153862)
原田 康雄  昭和大学, 歯学部, 助教授 (30119250)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードteleradiology / image transfer / communication / 画像伝送 / X線CT / デ-タ圧縮
研究概要

診断用画像を施設外の専門医に伝送しその協力の下でより適切な診断をすることは、診療上のみならず教育上も意義のあることである。既に実用機が市販されているものの高価でありかつ装置間での互換性に欠け、また画質に一定の限度があるので広範な普及を考えるとき問題である。本研究の目的はまずX線CT画像について、その伝送システムを構築すること、伝送時間の短縮を図ること、デ-タ圧縮と画質との関係をみることであった。方法;CT画像をフロッピ-ディスクに収録し画像デ-タをMSーDOSのフォ-マットに変換後、パ-ソナルコンピュ-タのハ-ドディスクに保存する。これを通信プログラムとモデム(TrailBlazer T2500,PEP mode 19200)p.sを用いて電話回線で遠隔地に送信する。相手は同様のシステムにて受信し画像表示用プログラムによってビデオカ-ドを用いてCRTにディスプレ-する。また伝送の高速化を図るため画像デ-タの圧縮を非可逆・可逆の両者の方法で行なう。結果;システムのソフトウェア開発にはC言語とアセンブラを用いた。CT画像は512×512×12bitであり、そのフォ-マット変換に30秒、ファイル転送に6分、表示に30秒必要とした。可逆圧縮では7通りの方法を試みたが、伝送時間を測定した結果、2/3から1/3に圧縮され、また非可逆圧縮では診断上支障がないとされた1bit程度落した画像で約1/4に圧縮された。これにより伝送時間の大幅な短縮がなされた。ただし圧縮と復元には100秒ないしそれ以上を必要としたため、そのまま送る場合より30%の時間の節約にしかならなかった。実用性という点で「予測圧縮法」ないし非可逆圧縮が最も適していた。伝送の実際を確認するため長崎大学との間で試用した結果、画像の劣化はみられず伝送速度にも大きな問題は生じなかった。なお本研究結果は日本歯科放射線学会、歯科医療情報システム研究大会にて報告した。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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