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ベンゼン部アルキル置換インド-ルの一般合成法開拓と天然物合成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 02670968
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関(財)乙卯研究所

研究代表者

村竹 英昭  乙卯研究所, 研究員 (60142064)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードベンゼン部置換インド-ル / ピロ-ル / トリケントリン / アルコキシインド-ル / ピンドロ-ル
研究概要

1)ベンゼン部アルキル置換インド-ルの一般合成法確立ー1よりFriedelーCrafts反応で位置選択的に得られる2,3をGrignard反応にて4,5へ導き、これらをH_2SO_4やpーTsOHで処理すると好収率で4ー及び7ー位アルキル置換インド-ル類(6)(R^2=R^3=H)を与えた。一重項酸素を利用する独自の手法で1より調製した7はアルド-ル反応で8へ変換され、より多彩な置換様式を有する6の一般性高い合成前駆体として利用できる。本ル-トの応用で海産性trikentrin(全5種)の効率的合成が達成できた。
2)4位置換インド-ル共通前駆体の調製と利用ー4位置換インド-ルは麦角アルカロイドやド-パミンアゴニストの合成前駆体として需要が高い。11の共通前駆体10を1より9を経由してわずか2工程で調製できた。10に種々官能基化された求核剤を導入(5)後、閉環(11)する本ル-トは上記3を経由するル-トに比し、より柔軟性に富み、dopamine agonist12の簡便合成に応用された。
3)アルコキシインド-ル調製法への拡張ー上記10に対し、アルコ-ル(R'OH)共存下、酸処理すると、4ーアルコキシインド-ル誘導体(13)が収率よく生成することがわかった。本反応は他位置換体へも拡張できる(14→15等)。更に、R'OHとして3ーchloroー及び(R)ー(ー)ー3ーtosyloxyー1,2ーpropanediolを用いれば16,17が高収率で得られ、それぞれ容易に(±)ー及び(S)ー(ー)ーpindololへと変換できた。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.Muratake: "PREPARATION OF ALKYLーSUBSTITUTED INDOLES IN THE BENZENE PORTION,Part 3" Heterocycles. 31. 683-690 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] H.Muratake: "PREPARATION OF ALKYLーSUBSTITUTED INDOLES IN THE BENZENE PORTION,Part 4" Heterocycles. 31. 691-700 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] H.Muratake: "SYNTHESIS OF (±)ー AND (ー)ーCISーTRIKENTRIN A,(±)ー AND (ー)ーTRANSーTRIKENTRIN A,(±)ーCISーTRIKENTRIN B,(±)ーTRANSーTRIKENTRIN B,AND (±)ーISOーTRANSーTRIKENTRIN B" Tetrahedron. 46. 4179-4192 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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