研究課題/領域番号 |
02671062
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病院管理学
|
研究機関 | 鈴鹿医療科学技術大学 (1991) 新潟大学 (1990) |
研究代表者 |
岡田 美保子 鈴鹿医療科学技術大学, 医用工学部, 教授 (20111742)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 医療職員 / 勤務計画作成支援 / プログラム合成 / Prolog / 宣言的プログラム / 看護勤務計画 / 決定性有限オ-トマトン / プログラム生成 / ソフトウェアツ-ル / スケジュリング問題 |
研究概要 |
看護職員をはじめとする医療職員の勤務計画作成を自動化する汎用的な方法として、各医療機関に共通の計画作成手続きを核とし、これに特定の医療機関の要件を宣言的プログラムとして組み込むことにより、その機関専用の計画作成プログラムとなるソフトウェアシステムを設計した。その開発・実用化を進めて以下の成果を得た。 1.先にNECPCー9801vm上で開発した計画作成プログラム生成支援システムを、32ビットパソコンMacintosh上にIFーProlog、MacPrologを用いて移植し、アルゴリズムを改良してメモリ使用量の削滅と高速化をはかった。 2.新潟大学医学部附属病院、富山医科薬科大学医学部附属病院、新潟県立がんセンタ-などの医療機関の協力を得て、各機関の看護勤務計画作成上の要件を宣言的プログラムとして記述し、各機関専用に調整された勤務計画作成プログラムを生成した。これを用いて過去数カ月間の個人の年休や勤務時間帯などの希望に関するデ-タを入力し計画作成作業を実験的に行なった。特に富山医薬大医学部付属病院の協力の下に勤務計画を継続して作成・分析し、方法論およびシステムの修正、改良を行った。またユ-ザインタ-フェ-スを充実させた。 3.2で得られた実験結果を分析・検討し、勤務パタ-ンや個人の希望、深夜勤務の平等化など、種々の条件についてほぼ満足のゆく計画が得られることを確かめた。(結果はPROLOG産業応用シンポジュウムで報告した。) 4.新潟大医学部附属病院の協力を得て、検査部門における勤務計画作成への適用のため、同部門における勤務計画の分析・検討を行い、本システムの拡張をはかった。今後、実際の計画作成作業を実施する予定である。ワ-クステ-ション等、他機種への移植については、ハ-ドウェア・ソフトウェア両面で、計画を実施するための環境が整わず、本年度内には実施できなかった。今後本研究を継続し、これを遂行してゆく予定である。
|