研究課題/領域番号 |
02671083
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
下村 洋之助 群馬大学, 医学部, 助手 (50154331)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 糖尿病 / モノアミン / 視床下部 / カテコールアミン / インスリン / マイクロダイアリ-シス / 脳内微小透析法 / ストレプトゾトシン糖尿病 |
研究概要 |
最近我々が開発した微量脳透析プローベを用いて、自由運動下におけるラット脳内モノアミン代謝変動について検討した。ストレプトゾトシン投与后6週後の糖尿病ラットの視床下部腹内側核(VMH)内に本プローベを埋め込み、モノアミン代謝の変動を測定した。VMHよりの脳透析液中のノルエピネフリン(NE)濃度は、減少していたが、その代謝産物であるMHPG濃度には明らかな変動は認められなかった。また、セロトニン(5-HT)及びその代謝産物である5-HIAA濃度は、有意な低下を認めた。またドーパミン(DA)濃度は増加していた。一方、その代謝産物である。DOPAC濃度は低下していた。以上のような事実より、その代謝回転を分析してみると、MHPGINE比及び5-HIAA/5-HT比は上昇していた一方、DOPAC/DA比は減少していた。更にVMHにおける代謝の影響を検討する目的にて、脳透析液中のケトン体(アセト酢酸及び3-水酸化酪酸)のHPLC法による測定系の確立をめざし、derivatigation systemの導入により、微量のサンプル量におけるケトン体測定が可能となり、今後、in vivoにおいて検討してゆく計画である。また、インスソン補充による代謝状態の改善が、VMHにおけるモノアミン代謝の変動を選択的に改善するか否かについて検討する目的にて、インスリン補充の適当量についてラットを用いて分析し、NPHインスリン朝2単位、夕1単位投与が最も代謝を正常に近い形に保つことが明らかとなり、分析されたデータをもとに検討をすすめてゆく予定である。
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