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ビタミンD受容体調節機構の分子生物学的解析ーD抵抗性処病における検討

研究課題

研究課題/領域番号 02671095
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関大阪大学

研究代表者

山岡 完次  大阪大学, 医学部, 助手 (60144490)

研究分担者 山本 威久  大阪大学, 医学部, 助手
里村 憲一  大阪大学, 医学部, 助手 (60178796)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード低リンクル病 / 低リンマウス / ビタミンD / 受容体 / mRNA
研究概要

低リン血症性ビタミンD抵抗性クル病は、ビタミンD抵抗性クル病の代表的な疾患の1つである。本疾患の動物モデルであるXLHマウスを用いて、ビタミンD(1,25(OH)_2D_3)受容体(VDR)の異常の有無について検討した。
1.VDRに対するモノクロ-ナル抗体を用いてSDSーPAGE上の分子量を検討したところ、XLHマウス腸管および腎VDRは、正常マウス腸管および腎のVDRと差がなかった。
2.VDRmRNAの大きさおよび量をcDNAプロ-ブを用いてNothern blotおよびdot blot法にて検討したところ、XLHマウスの腸管VDRmRNAの量および大きさは、正常マウスのVDRmRNAと差がなかった。
3.次に、ビタミンD投与後のVDRmRNA量の変動を検討した。正常マウスでは、1,25(OH)_2D_3投与後12〜24時間後に腸管VDRmRNA量の増加を認めた。しかしながら、XLHマウスでは、1,25(OH)_2D_3投与後のVDRmRNAのup regulationは、認められなかった。さらに、1,25(OH)_2D_3投与量を2倍量に増加させたが、反応を認めなかった。
4.XLHマウスに高リン食を与え、血清リン濃度を上昇させると、核内への1,25(OH)_2D_3取り込み障害が改善するとの著者らの報告があることから、高リン食を与えた上で、XLHマウスの腸管VDRmRNAの変動を検討した。血清リン濃度は、正常マウスと同じレベルにまで回復した後、1,25(OH)_2D_3を投与したが、XLHマウスの腸管VDRmRNA量は変動せず、up regulationは認められなかった。このことから、ビタミンD抵抗性の原因の1つとして、XLHマウスにおいては、VDRの代謝調節機構に障害があることが推察された。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Nakajima,K.Yamaoka.et al.: "1.25ー(OH)_2D_3 does not upーregulate vitamin D receptor messenger ribonucleric acid levels in hypophosphatemic mice" Endocrinology.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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