研究課題/領域番号 |
02671114
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
朔 啓二郎 福岡大学, 医学部, 講師 (40183371)
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研究分担者 |
山本 匡介 佐賀医科大学, 医学部, 講師 (00117285)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 高比重リポ蛋白 / アポリポ蛋白AI / 代謝回転実験 / メッセンジャ-RNA / 家兎 |
研究概要 |
HDLの主要な構成蛋白アポAIは血中HDLレベルのみならず組織のコレステロ-ル貯臓を規制する役割を担う。アポAIの合成増大によるHDLの増加はコレステロ-ル逆転送系の増大と一致するという大前提のもとで、種々の条件下におけるアポAIのカイネテイクスをウサギ生体を用い検討した。【まとめ】0.5%コレステロ-ル負荷食によりHDLーアポAIの異化速度(FCR)は増大し、合成率も増加した。同時に、小腸でのアポAImRNAレベルの増加を認めた。LDLー受容体欠損症のWHHLウサギ(ホモ接合体)はHDLが欠損しているが、その機序として、HDLーアポAIのFCRの増大とアポAI合成率の低下が生体内代謝実験より明確になった。また、小腸のアポAImRNAレベルの低下も認めた。WHHLウサギの動脈硬化進展にLDLのみならずHDLーアポAIの合成低下もからんでいることを示し、LDL受容体欠損状態がアポAIのKineticsに影響を及ぼす可能性が示唆された。脂質低下剤プロブコ-ルはコレステロ-ル負荷条件下にてHDLーアポAIのFCRを増加し、その合成率を低下したことを明確にした。また、プロアポAIの合成率が低下していたことも証明した。我々は、ヒトプロアポAIを大腸菌を宿主として発現させ、精製した。ヒトプロアポAIはウサギ体内で、ヒト成熟型アポAIに1:1の転換をおこすことを発見し、合成ヒトプロアポAIをウサギに注入することによりHDL代謝をさらにくわしく観察できた。また、脂質転送蛋白(CETP)はリポ蛋白間のコレステロ-ルエステルの転送を行うが、これらのHDLアポAI代謝に及ぼす影響も同時に検討した。ウサギはこの脂質転送能が高いと報告されている。antiーウサギーCETP抗体をウサギ静脈内に注入した前後でのHDLーアポAI代謝回転実験を行ったが、アポAI代謝回転にはなんら影響は認めなかった。(抗ウサギCETP抗体はコロンビア大学Dr.Alan Tallより入手したものを用いた。)
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