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高周波電場を用いた新しいリミタ-の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02680006
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ理工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

庄司 多津男  名古屋大学, プラズマ科学センター, 助教授 (50115581)

研究分担者 高杉 恵一  日本大学, 理工学部, 助手 (50187952)
佐藤 照幸  名古屋大学, プラズマ科学センター, 教授 (70023702)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード高周波電場 / リミタ- / ポンデラモ-ティブ力 / 周辺プラズマ / ポンデラモ-ティブカ / 重中性粒子ビ-ム
研究概要

核融合研究ではリミタ-表面への高温、高密度のプラズマ熱流束の集中によりリミタ-材料の溶解が生じ、不純物混入やプラズマの冷却の原因ともなり、大きな問題となってきている。またリミタ-周辺のプラズマ分布の制御は閉じ込め改善とも関連して重要性が明らかにされつつあるが、外部からの制御は現在のリミタ-では非常に困難である事が指摘されている。高周波リミタ-とは、リミタ-近傍に高周波を誘起し、そこに生じる高周波ポテンシャルの障壁を利用して、リミタ-への熱流束を軽減すると共に、周辺プラズマの安定化や制御を行なうという新しいリミタ-の概念である。この研究では高周波リミタ-の原理検証を基礎実験において行ない、またト-ラス型閉じ込め装置に応用してより大型装置への適用の有効性を確かめることを目的に行なった。研究は平成2年度より2カ年の計画として行なわれれた。直線型装置(名古屋大学プラズマ科学センタ-NPX)を用いた基礎実験では、高周波リミタ-による周辺プラズマの揺動抑制効果が調べられ、プラズマ表面で最も大きい低周波の密度揺動が弱い高周波電場によって安定化されることが明らかにされた。また新しく開発された重中性粒子ビ-ム計測を用いて高周波電場の強い領域での周辺プラズマの電位計測によって、リミタ-近傍に電位の上昇が生じることが観測され、電子に働くポンデラモ-ティブ力がリミタ-への粒子流を抑制していることを明らかにした。また高周波電場のポテンシャルがリミタ-へのプラズマ熱流束を軽減し、リミタ-表面温度を下げることがヘリカル装置(核融合科学研究所CHS)を用いて、確かめられ高周波電場によるプラズマ表面の制御法は閉じ込め装置でも有効であることが実証された。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] T.Shoji: "Edge Plasma Control By RF pondermotive Force in Compact Helical System (CHS)" Journal of Nuclear Material. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tatsuo Shoji: "Edge Plasma Control By RF Ponderomotive Force in Compact Helical System (CHS)" Journal of Nuclear Material. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tatsuo Shoji: "Edge Plasma Control By RF Ponderomotive Force in Compact Helical System(CHS)" Journal of Nuclear Materials. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] T.Shoji: "Novel Technigue for Edge Plasma Control by RF Ponderomotive Force" Journal of Nuclear Materials. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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