研究課題/領域番号 |
02680019
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桐谷 滋 東京大学, 医学部, 教授 (90010032)
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研究分担者 |
広瀬 肇 東京大学, 医学部, 教授 (80010031)
伊藤 憲治 東京大学, 医学部, 助手 (80010106)
福迫 陽子 東京大学, 医学部, 助教授 (20218902)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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キーワード | 言語訓練 / 言語障害 / 失語症 / 電子化辞書 / 言語訓練装置 |
研究概要 |
失語症患者の言語訓練は、言語治療士が一人一人の患者に個別に行っているため言語治療士の負担が大きく、障害者が充分な量の治療を受けられないのが現状である。この問題を軽減するため本研究では、障害者に、パソコンにより自習を可能とする言語学習装置を開発することを目的とする。そのために、言語障害者用の基本語彙、用法の辞書的情報を整理し、これを画像デ-タと併せてパ-ソナルコンピュ-タ用の電子辞書としてまとめた。また、これを用いて基本的語彙と動詞、助詞の用法を学習するためのパ-ソナルコンピュ-タによる支援システムを作成した。 1. 基本的語彙、用法の辞書的情報の選択 従来の臨床的言語訓練の経験・資料を参考に、以下の基本的語彙、用法の資料を作成した。 1)名詞(約344語) 2)動詞(約82語)各動詞につき、格助詞8種(が、で、で、に、を、を、に、と、)との組み合せの用法を検討し、一般的な用法について適当な名詞との組み合せた例文(346文)を決定した。 2. 1の名詞、動詞例文の絵カ-ド(計690枚)を作成し、パ-ソナルコンピュ-タ-に電子辞書として入力した。 3. 言語学習支援システムの開発 パ-ソナルコンピュ-タで画像、音声を提示しポインティング、呼称訓練を行わせる。学習支援プログラムを作成し、臨床的に試用してその有用性を確認した。
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