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表面の反射特性に基づいた物体の識別

研究課題

研究課題/領域番号 02680034
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報学
研究機関大阪電気通信大学

研究代表者

富永 昌二 (冨永 昌二)  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (10103342)

研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード物体認識 / 反射モデル / 分光反射率 / カラ- / 鏡面反射 / 拡散反射 / 表面の同定
研究概要

1。不均質物体に対するカラ-反射モデルの検討
不均質物体に対する標準反射モデルは光が2つの独立な過程によって反射することを仮定している。そこでまず標準反射モデルの妥当性を検討するための計測の解析の方法を開発した。また、観測スペクトルから照明光のスペクトル分布を推定するための計算法を提案した。モデルの正確さや推定方法の信頼性をプラスチックなどの不均質物体を用いて実験的に確認した。
2。各種物体のカラ-反射モデルの検討
各種物体に対して、物体表面からの反射光スペクトルと反射率の解析に基づいて、適切で簡便なカラ-反射モデルを提案した。日常生活で見かけられる物体について試験し、多くの物体について標準モデルが妥当であることを示した。しかし金属は鏡面反射のみからなり、また布や紙についても標準モデルで記述が困難なものが存在することがわかった。このような物体について分光曽射率を詳細に分析し、拡張した2色性反射モデルで近似できることを示した。
3。標準2色性反射モデルを用いた物体表面の同定法の検討
物体の表面分光反射率が鏡面反射成分と拡散反射成分の和として記述できるとし、このうち鏡勤成分は光源の分光電力分布を推定するために利用する。他方、拡散成分は表面を同定するための指標として使用する。シ-ンを計測するとき、空間的に異なった場所から観測される多くの表面分光反射率は、そのシ-ンの中で異なった表面の拡散成分に依存する。そこで各表面の拡散反射関数を2段階で推定する方法を開発した。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 富永 昌二: "CV・CGのための標準反射モデルの妥当性" 大阪電気通信大学研究論集. 26. 113-130 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Tominaga: "Surface Identification Using the Dichromatic Reflection Model" IEEE Trans.on Patt.Anal.Mach.Intell.13. 658-670 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 富永 昌二,大橋 伸一郎: "物体のカラ-反射モデル" 情報処理学会論文誌. 33. 37-45 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S. Tominaga: "Validity of the Standard Reflection Model for CV and CG" Osaka Electro-Communication University Research Report. 26. 113-130 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S. Tominaga: "Surface Identification Using the Dichromatic Reflection Model" IEEE Trans. on Patt. Anal. Mach. Intell.13. 658-670 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S. Tominaga, S. Ohhashi: "A Color Reflection Model for Object Surfaces" Trans. of Information Processing Society of Japan. 33. 37-45 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.tominaga: "Surface Identification Using the Dichromatic Reflection Model" IEEE Trans.on Patt.Anal.Mach.Intell.13. 658-670 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 富永 昌二,大橋 伸一郎: "物体のカラ-反射モデル" 情報処理学会論文誌. 33. 37-45 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 富永 昌二: "CV・CGのための標準反射モデルの妥当性" 大阪電気通信大学 研究論集. 26. 113-130 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 富永 昌二: "物体の分光反射率と反射モデル" 情報処理学会コンピュ-タビジョン研究会報告. 91. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] S.Tominaga: "Surface identification using the Dichrovnatic Reflection Model" IEEE Trans.on PAMI.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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