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高齢者の視覚特性を考慮した夜間の交通安全服の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02680078
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関青葉学園短期大学

研究代表者

芦澤 昌子  青葉学園短期大学, 家政科, 助教授 (40191853)

研究分担者 池田 光男  京都大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード高令者 / 照度レべル / 交通安全 / 薄明視 / 色の目立ち / 白内障 / 視作業
研究概要

まず「高齢者摸擬眼鏡」を製作した。これは白内障の種々の度合を摸すもので透過率と散乱の異なる6段階のすりガラスよりなるもの。これらを用いて次の実験をして結果を得た。
1.混濁水晶体を手術除去した白内障患者に摸擬眼鏡を掛け手術前の見え方と比べてもらった所、適当な透過率のものを選べばよく似ているとの報告を受けた。これによって本模擬眼鏡を正常者に掛けさせて高齢者を代行する実験の正当性が確かめられた。
2.20才代の正常被験者に摸擬眼鏡を装着させてメソピックル-ムでの実験を行った。すなわち照度レベルを10001xから0.011xまでの範囲を6段階に変え、それぞれのレベルに於て今までの実験で使ってきた12枚の2色配色の刺激の目立ち実験を行った。その結果、刺激の輪郭はぼけて見えるものの色の見えを大きく変えることはなく、このため目立ちの順位は正常者による今までの実験結果、すなわち8Rー8BGの2色配色刺激が最も目立つという結果と同じになった。ただし今回は摸擬眼鏡の分光透過率は変えなかったので以上の結果は水晶体の光散乱の効果のみを取り扱ったことになる。
次に製作した「ポ-タブルメソピックル-ム」を高令者の家庭に運搬し上記と同じ目立ち実験及び生活視環境実験を行った。その結果、目立ちについてはどの照度レべルに行っても8Rー8BGの組み合せの色票を最も目立つとする点,若い年令者の結果と変わらないことが分かった。生活視環境実験では、親聞を読むことは若い人より高い照度レベルで困難を示し高齢者の問題を明らかにするものであったが,経験に基づく仕事たとえば台所仕事などは極めて低い照度レベルで充分できることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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