研究課題/領域番号 |
02680095
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
富樫 泰一 茨城大学, 教養部, 助教授 (70207538)
巽 申直 茨城大学, 教養部, 教授 (90007807)
松坂 晃 茨城大学, 教養部, 助教授 (70190436)
服部 恒明 茨城大学, 教養部, 教授 (20015077)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
900千円 (直接経費: 900千円)
1990年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 立位平衡能 / 年齢 / 視覚 / 日変動 |
研究概要 |
立位平衡能に年齢や視覚が影響を及ぼすことは、とくに静的立位姿勢に関して広く知られている。しかしながら、今日までの研究はすべて一被験者につき一回のみの測定であり、立平衡能の個人内変動や日変動の経過については知られていない。視覚の相対的影響度が一日の中で変化すること、またこの日変動が高齢者で顕著になることも考えられ、これらの点を明らかにする必要がある。 本研究では直立位の足圧中心動揺を一日3回測定し、日内における測定値の変動と信頼性について検討した。測定はKistler社製フォ-スプレ-トを用いた。測定された姿勢は1)静立位 2)前後足位のRomberg立位 3)片足立ち位の3つである。それぞれの姿勢について、開眼および閉眼の両条件で測定を実施した。また、被験者は幅広い年齢層から抽出し以下の4つのグル-プに区分した。すなわち幼児群(6〜7歳)、児童群(8〜9歳)、成人群、高齢者群である。デ-タ解析において、用いた従属項目は15秒間の総動揺距離、平均前後動揺距離、平均左右動揺距離および平均動揺速度の4つである。 各測定値の分析には分散分析を用いた。その結果、最も影響の大きい因子は年令であった。幼児と高齢者は一般的に動揺が大きく、動揺速度もより速い傾向を示した。個人間の差は大きかったが、個人内での日内変動は殆ど認められなかった。最後に、4つの従属項目の全てで測定の信頼性が確かめられた。ただし、様々な姿勢でのテスト遂行が困難であったという側面が反映されて年齢の影響は特異的であった。立位姿勢の難度が高まると、高齢者と幼児群では動揺距離や動揺速度が増加し、また平均前後および左右動揺距離もまた増大するという傾向を示した。
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