研究概要 |
二年間に及ぶ研究期間の大部分を、以下の著作や論文のコンピュ-タへのインプットに費した。すなわち (1)T.D.Wood,R.Cassidy,“New Physical Education".(1927年) (2)J.F.Williams,“The Principles of Physical Education."(1927年) (3)T.D.Wood,“Physical Education."(1910年) (4)J.F.Williams,“Education Through the Physical."(1930年) (5)C.W.Hetherington,“Fundamental Education."(1910年) 上記の内容をすべて、テキスト・ファイルとしてデ-タ・ベ-ス化し,このファイルに含まれる全ワ-ド(「単語」「複合語」「句」などを含む)を対象に検索を行ない、それに伴なう以下の考察を行なった。 (1).「体育の関連用語リスト」を作成した。このリストは約1,000ワ-ドの単語と、複合語や慣用句の変化を含む、全部でおよそ1,700語のリストである。特に複合語や慣用句としての変化の多いワ-ドを、重要なワ-ドと考えた。 (2)従来の体育の概念論からしても、また上記の重要ワ-ドの代表としても、本研究の考察に不可欠な以下の言語をキ-ワ-ドとし、各々の「用例文リスト」を作成した。これはいわゆる「用例文による辞典」の骨子となるものである。 すなわち、“Physical culture"“education"“phystcal eduction"“morement"“Gym nastics"“system"“Physical training"“training"“Physical exercise"“exercise"“activity"の各ワ-ドである。 (3)これらの言語のリストを通じて、特に複合時における「規定詞」と「語幹部」との関連について、新造語として用いる際の特徴がいくつか見られた。また個有の歴史的用語とみなし得る用語もいくつかとらえることが出来た。今後より詳細な分析を積み重ね発表していく。
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