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小売商圏の変容に対する地理情報システム・アプロ-チ

研究課題

研究課題/領域番号 02680195
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関日本大学

研究代表者

高阪 宏行  日本大学, 文理学部, 助教授 (60092516)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード買物行動調査 / 商圏 / 3次元表現 / 地理情報システム / スプライン補間
研究概要

1989年に岡崎市で,1990年9月に盛岡市で行った消費者買物行動調査によるデ-タに基づき,ス-パ-マ-ケットの利用状況を分析した。ス-パ-マ-ケットの利用状況を3次元表現するためには,まず,3地点移行平均法によって,世帯デ-タを平滑化した.また,不規則に分布している調査世帯を格子デ-タに変換するために,一般化インバ-ス理論に基づく平滑化を利用した。さらに,De Boorの双3次スプライン補間法を応用して,100m間隔と密度の高い格子デ-タへと補間した。このように,ス-パ-マ-ケットの利用率を移動平均法と双3次スプライン法を組み合わせて処理することによって,商圏の3次元表現が行われた。小売商圏の変容を分析する地理情報システム・アプロ-チでは,商圏の3次元表現が,次に示すように分析の基本的テクニックとして利用される。
小売商圏の分析の第1は,利用率の3次元表現である。この分析によって,個々のス-パ-は,その周囲からどのような需要密度で顧客を集めているかを知ることができる。第2の分析は,利用率に人口を乗じた利用人口の3次元表現である。この立体図より,周囲からどんな需要量で集客しているかを見ることができ,さらに,個々のス-パ-の総売上高もかなりの精度で予測することが可能となる。第3は,地域の商圏構造の立体図化である。これは,地域内のス-パ-の商圏を重ね合わせることによって行われ,ス-パ-の住み分けを分析できる。最後は,商圏の変容の分析である。ここでは,各商圏に空間的相互作用モデルを当てはめ,パラメ-タを推定するとともに,そのパラメ-タの変化によって商圏の変容が記述される。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] HIROYUKI KOHSAKA: "Three Dimensional Representation of Ratail Trade Areas by Bicubic Splines and Estimation of Retail Store Demand" JOURNAL OF RETALLING. 67. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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