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東北地方における企業の支店配置と都市の階層性に関する地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02680196
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関東北大学

研究代表者

日野 正輝  東北大学, 理学部, 助教授 (30156608)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード企業 / 支店配置 / 都市の階層性 / テリトリ-
研究概要

東北地方を対象とした企業の支店配置と都市の階層性に関する研究の一環として次の6都市の支店について調査した。郡山、福島、いわき、会津若松、秋田、八戸。各都市の支店はNTT職業別電話帳から抽出した。その結果、郡山1477支店、福島828支店、いわき723支店、会津若松444支店、秋田1378支店、八戸828支店の存在が確認された。これらの支店を対象にしてアンケ-ト調査を実施して、各都市の支店の特性を把握した。
福島県の4都市の結果は次の通りである。郡山の支店の多くは県全域をテリトリ-にする支店からなり、同市にとって支店の集積は県域中心都市としての機能を高めるものであったと判断される。それに対して、県庁所在地である福島の支店の場合には、建設業・金融業の支店に限ると県域をテリトリ-にする支店が多いといえるが、全業種の支店でみると県北地域をテリトリ-とする支店が卓越する。つまり、支店の機能の点においても郡山と福島の間には差異が認められる。しかも、県域をテリトリ-とする支店の多くが郡山に配置される理由として、県域内での郡山の位置の優位性と需要規模の大きさが挙げられる。また、上記の2要因を変数化して福島県における支店の最適配置地点を求めると、郡山が該当支店として現れる。ただし、両都市の立地する支店の多くはともに仙台支店管轄に属し、郡山と福島の支店の間に上下関係を持つものは生命保険業の支店を除くと少ない。「いわき」と会津若松の支店の大半は浜通り(あるいはいわき周辺)と会津地区をテリトリ-にする支店からなる。また、会津若松の支店には郡山支店の出先機関が多い。なお、4度市の支店には県境を越えて広がるテリトリ-を持つものが少なく、テリトリ-の境界は県境に沿って設定される傾向にあるといえる。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日野 正輝: "福島県における企業の支店配置について" 東北地理.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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