研究課題/領域番号 |
02680237
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
下村 勉 三重大学, 教育学部, 助教授 (80150217)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 情報教育 / 学習成果デ-タベ-ス / 学習の継承性 / 学習者の参画 / スタック統合 / 利用システム / ハイパ-カ-ド / スタッフ統合 / 評価と改善 |
研究概要 |
1.研究目的:従来の教育において、「学習成果を表現させること」や「学習者が過去の学習者の学習成果を受け継いで理解し、発展させる」という観点がきわめて弱い。本研究では、学習者が学習成果のデ-タベ-ス化に参画することで、学習の継承性を改善・発展させることをねらうものである。 2.研究実施計画と成果 (1)学習の継承性において障害になっていることがらの調査・分析 過去の学習者の学習成果は、学習者にとって強い興味・関心の対象となるが、そこで学習する新たな概念や用語が、その成果を理解するための障害となることや、学習の動機づけには役立つことなどが明らかになった。 (2)学習成果デ-タベ-スの開発実践 筆者が担当する「教育工学関連授業」における成果をデ-タベ-ス化した「印象に残った問題」、「教育工学レポ-トスタック」、「三重のお祭りデ-タベ-ス」、さらに、協力校において、「芭蕉デ-タベ-ス」、「昆虫デ-タベ-ス」など、いくつかの学習成果デ-タベ-スを、異なる校種(小学校、中学校、大学)、異なるパソコン機種・ソフトを用いて開発・実践を行い、共通点と相違点を比較検討し、研究の蓄積を図った。 (3)学習成果デ-タベ-スの評価と利用システムの検討 文字に加えて画像・音声を含めて自由な情報表現ができ、しかも操作が簡単なハイパ-テキストは、学習成果デ-タベ-スの構築に適していたが、いくつかの問題点や必要な機能も明らかになった。これらを実現するためのプログラム開発などが今後の課題である(一部は、スタック統合ユ-ティリティとして実現した)。
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