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筋力・筋持久力・バランスのトレ-ニング効果の年令差からみた適時期について

研究課題

研究課題/領域番号 02680252
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育学
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

後藤 幸弘  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00047391)

研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード等速性最大筋出力 / 無機的筋持久力 / サイベックス / 動的バランス能力 / バランスメ-タ- / トレイナビリティ- / カリキュラム / 児童・生徒 / トレ-ニング / 効果の年令差
研究概要

開眼と閉眼の条件における動的ならびに静的バランス能力は、小学6年生で成人の90%以上の成績を示し、小学校高学年までに著しく発達することが認められた。また、マットでの回転運動による群とバランスメ-タ-を用いて開眼と閉眼で練習する2群の計3群を設け、3週間練習1週)練習させた結果、いずれの群も高学年よりも低学年において効果は大きく出現することが認められ、バランス運動学習の適時期は小学校低学年期までに存在すると考えられた。
小学4年生から中学3年生の男子児童・生徒を対象にサイベックスIIを用いて、膝関節の伸展・屈曲動作については6種類(0〜300°/S)の、肘関節の屈曲・伸展動作については5種類(0〜24°/S)の速度条件で発揮されるトルク、ならびに180°/Sの速度条件で50回連続(1回/2秒)して屈曲・伸展させる無機的筋持久力テストを実施した。膝関節伸展力・屈曲力はいずれの速度条件においても加令的に増大し、一方、肘関節筋では13〜14才にかけての増大が顕著であった。また、持久力テストによるピ-クトルクの低下は、大腿筋群、上腕筋群ともに14才以降の年令で顕著になり、遅筋線維よりも速筋線維の方が相対的に発達するものと推定された。8週間(3回/週)の等速性筋力トレ-ニングの効果は、大腿筋群、上腕筋群ともに屈筋群の方が伸筋群よりも大きく出現し、また、いずれの筋群も13才で最も大きな効果がみられた。一方、筋持久力のトレ-ニング効果も13才で最も大きかったが、14,15才よりも12才の方が高い傾向を示した。これらのことから最大筋力よりも筋持久力のトレ-ニングの方を早期に始めるのが妥当であると考えられた。トレ-ニング効果の大きく出現する時期は加令による発達(成熟)の著しい時期と対応する傾向がみられ、加令的発達傾向は適時期を推定する上での指標とすることができると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 後藤 幸弘他: "動的バランス運動学習の適時期についてー児童期における練習効果の年令差からー" 兵庫教育大学研究紀要. 12. 1-17 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 後藤 幸弘他: "筋力トレ-ニングの至適年令に関する研究ー大腿筋群の等速性最大筋出力と持久性についてー" スポ-ツ教育学研究.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 後藤 幸弘: "筋力のトレィナビリティに関する研究ー大腿筋群と上腕筋群の等速性最大筋出力と持久性の比較についてー" 兵庫教育大学研究紀要. 13. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yukihiro GOTO, Sadayuki MIYASHITA and Masamichi OKUNO: "A Study of the Optimum Time to Learn the Dynamic Balance Movement : The Age Difference and the Effectiveness of Practice." Hyogo University of Teacher Education Journal. Vol. 12. 125-141 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yukihiro GOTO etal.: "A Study of the Optimum Time to Train the Muscle Strength and Muscle Endurance : The Age Difference and the Effectiveness of Training" Japanese Journal of Sport Education Studies. Vol. 12. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yukihiro GOTO etal.: "A Study of the Trainability of the Isokinetic Muscle Strength and Muscle Endurance : Comparison between the Muscles of the Thigh and Arm." Hyogo University of Teacher Education Journal. Vol. 13. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 後藤 幸弘: "動的バランス運動学習の適時期についてー児童期における練習効果の年令差からー" 兵庫教育大学研究紀要. 12. 12-1 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤 幸弘: "筋力トレ-ニングの至適年令に関する研究ー大腿筋群の等速性最大筋出力と持久性についてー" スポ-ツ教育学研究.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤 幸弘: "筋力のトレィナビリティに関する研究ー大腿筋群と上腕筋群の等速性最大筋出力と持久性の比較についてー" 兵庫教育大学研究紀要. 13. (1993)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤 幸弘: "筋力トレ-ニング至適年令に関する研究ー大腿筋群の等速性最大筋出力と持久性についてー" スポ-ツ教育学研究. 11巻. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤 幸弘: "バランス能力の加令的発達とトレ-ニング効果の年令差" 兵庫教育大学研究紀要. 12. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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