研究課題/領域番号 |
02680262
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
丸尾 和美 金沢工業大学, 工学部, 講師 (60173944)
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研究分担者 |
札野 寛子 金沢工業大学, 工学部, 講師 (20229090)
札野 順 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (90229089)
登美 博之 金沢工業大学, 工学部, 講師 (50172177)
松原 洋 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70173870)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 工業英語 / 音声付工業英語の教材 / 工科系大学生のための英語聴取力養成 / 電気・電子英語 / 工業英語検定試験用教科書 / CAI英語教材 / CAI音声付教材 / 英語書き取り用テープ / 工科系学生のための英語聴取力養成 / CAI用英語教材 / CAI用音声付英語教材 / 英語書き取り用テ-プ |
研究概要 |
平成2年度から3年間、金沢工業大学英語研究室の5名の教員は音声付CAI教材作成のため研究と開発を行った。平成2年度には、電気科・電子科の先生方に頼んで、工科系の学生が必要とする電気分野の内容を教えて頂き、6月から教科書の作成に取りかかった。7月末までに1-2章音声(札野寛子)3-4章英文法(登美博之)5-13章(松原洋・札野順・丸尾和美)から成るTechnical English for Electrical and Electronic Engineering Studentsを作成した。9月初めにその本を本学の出版局から発行した。その教科書を後学期から、「英語6」の授業の中で、2年電気科4クラス(208名)の中で使用した。研究代表者は当年の研究を「工科系大学における英語教育の一方法」(金沢工業大学研究紀要32巻1991年)の中に纒めた。 平成3年度前半には、前年作った教科書の内容をCAI用の教材「工業英語(4)」として使うためのプログラミングを終了した。後半には、2年電気科(47名)、電子科(42名)と機械科(47名)の中で、授業とCAIの両方で電気の内容を英語で指導した。後学期中3回のテストを実施し、学期末にはアンケートを採った。私達は教材の内容をもっと増大したいと考えたが、プログラミングに費用と時間が掛かり過ぎることから、これ以上増やさないことに決めた。研究代表者は専門分野の内容を英語で教える場合、どのような教科書を作成し、どのような方法で教えた方が良いかについて考察した論文「工科系大学における英語教育の一方法(2)」(金沢工業大学研究紀要33巻1992年)を執筆した。 平成4年度には、音声付CAI教材「工業英語(4)」のプログラミングを行うことにした。音声付教材を作成するため、教材内容をアメリカ人教員にテープに吹き込んでもらったものを、音声評価システムに変換するため、2名の学生を名古屋に出張させた。音声用の教材作成は現時点では学生には不可能なのでCAI室の教員の指導の下に9月末7章までプログラミングを終えた。ところが、平成5年4月から、本学で従来使っていた機器富士通16ベータが音声用の富士通FMR-70HLZに変更になり、音声評価システムを使わなくても音声を利用できることから、経費削減のためにも8章以降はプログラミンブしないことにした。後学期には、電気科(45名)、電子科(23名)、機械システム科(38名)そして土木科(52名)の授業の中で「工業英語(4)」を使用した。研究代表者は3年間の研究成果を「工業英語教育のための音声付CAI教材の開発研究」に纒めて文部省に提出し、更に9月私立大学情報教育協会において「音声付CAIと工業英語教育」を発表する予定である。
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