• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

在日韓国・朝鮮人の日本宗教への関与に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02801026
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関東洋大学

研究代表者

西山 茂  東洋大学, 社会学部, 教授 (00092528)

研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード在日韓国・朝鮮人 / 日者宗教 / 生野区 / 民族的アイデンティティ / 同化 / 日本宗教 / 在日韓国・鮮朝人
研究概要

補助金交付期間に得られた研究成果の概要は、以下の通りである。
(1)生野区にいる在日韓国・朝鮮人(以下、在日という)の葬儀の約90%が日本仏教寺院で行なわれているが、そうした寺は彼等にとって便宜的な葬儀の場以上の意味をもっていない。また、生野区の日本仏教寺院の82%が在日の葬儀を経験しているが、寺が葬儀を引き受ける動機の多くは経済的なものである。さらに、寺での在日の一般的な葬儀の形態は儒教式(韓国・朝鮮式)と仏教式(日本式)の折裏である。
(2)生野区にいる在日の殆どは、町内会を通して自動的に神社の氏子となって神社への寄付もしているが、役員となって神社の意志決定に参画する機会は殆ど与えられていない。ただし、在日の多くは、初詣や祭りの時に神社に参拝するだけでなく、七五三や結婚式、さらには地鎮祭や上棟式のお祓いなどを神社に依頼したりもする。また、祭礼時の地車曳行や獅子舞いには在日の子弟が数多く参加し、それが大人になっても懐かしいふるさとの思い出となっているという。
(3)生野区には比較的多くの在日信者を含む創価学会(推定で3300名前後)、崇教真光(推定で1000名前後)、天理教(140名)などの新宗教がある。これらの新宗教の在日信者の割合は、創価学会と崇教真光が約三分の一、天理教の場合は2.5%である。また、切宗教諸教団のなかでは比較的歴史の浅い新宗教のほうが在日の信者が多く、同一の新宗教教団のなかでは指導者が在日で信者のなかにも多くの在日があるような教会などに在日の信者が集中する傾向がある。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 蓮見 音彦,奥田 道大: "21世紀のネオ・コミュニティ" 東京大学出版会, (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Neo Community in 21 century: "Hasumi Otohiko & Okuda Michihiro eds." Tokyo University Press. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 蓮見 音彦,奥田 眞大: "21世紀のネオ・コミュニティ" 東京大学出版会, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 奥田 道犬・蓮見 音彦(編著): "『21世紀日本のネオ・コミニュニティ』(うち第5章「混住コミニュティの宗教変動ー大阪市生野区の場合一」を分担執筆予定)" 地域社会研究所,

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi