研究課題/領域番号 |
02805055
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
成田 信之 東京都立大学, 工学部, 教授 (30218060)
|
研究分担者 |
野上 邦栄 東京都立大学, 工学部, 助手 (00094277)
|
研究期間 (年度) |
1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 吊橋主塔 / 骨組構造物 / 座屈設計 / 有効座屈長 / 耐荷力 / 弾性固有値解法 / 有効接線弾性係数法 |
研究概要 |
1.長大吊橋主塔の実績調査 長大吊橋主塔に関する国内外の資料を整理し、主塔の構造特性に関するデ-タを統計的に処理するとともに、設計方針や座屈照査に関する調査研究を行った。その結果、主塔の構造特性に関する種々の相関関係、さらに安定調査・応力度照査で重要となる有効座屈長を具体的に数値計算から求め、その分布状況を明らかにした。 2.耐荷力評価 現在、骨組構造物の座屈設計法として規程類に導入されている有効座屈長法とPー△法の有効性について、実橋レベルの1層および3層ラ-メン構造物を対象として採り上げ比較・検討を行った。その結果、理論的な意味において問題点を残してはいるが、厳密な耐荷力解析結果に対して有効座屈長法(本四規程)およびPー△法はともに妥当な耐荷力を評価していることを明らかにした。 3.耐荷力照査法の提案 現行設計法の問題点を踏まえ、従来の有効座屈長を用いた設計の枠組みにとらわれない設計法として、個々の部材の非線形特性を考慮できるツェ-タ関数を導入し、固有値解析を基礎にした新しい簡易耐荷力照査法を提案した。
|