研究課題/領域番号 |
02805123
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
反応工学
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
住谷 實 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所・電子構造研究系, 助手 (20201585)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 外部磁場効果 / 気相反応 / NO / CN / オゾン / NH / NO_2 |
研究概要 |
外部磁場による気相反応の制御を目ざし、本年度は以下のことに着手した。 1.NOのB^2化励起状態をAr準安定イオンとN_2Oの反応より生成し、その磁場効果を測定した。V'=0からの発光は、窒素と酸素のマイクロ波放電より生成するV'=0の場合と同様の大きな磁場効果が測定されたが、V'=2,4からの発光には磁場効果は観測されなかった。これらの事実は、NOB^2化状態の磁場効果の機構の解明に寄与する。 2.CNの励起状態からの発光の外部磁場効果の検討を行なった。CNの発光に磁場効果があることを実験的に確かめた。今後、LIF法を利用して、磁場効果の動的側面からの検討を行ない。この場合の磁場効果の機構を確立する予定である。分光器はそのためのものである。 3.オゾンO_3は地球環境ともからんで興味ある対象である、詳しい検討を行なった。その結果、オゾンの光分解過程に磁場効果が期待される。光分解で生成する ^1△酸素を光イオン化法で測定するため、現在装置の製作にとりかかっている。 4.この他に、NH、N_2O等についても実験的に外部磁場効果の検討が行なわれた。しかし、いずれも磁場効果は測定することができなかった。 以上のように、いくつかの気相反応系についての外部磁場効果の検討を進めている。
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