研究課題/領域番号 |
02806022
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用微生物学・発酵学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
山田 雄三 静岡大学, 農学部, 教授 (20013328)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Phaffia / Arxula / Stephanoascus / Debaryomyces / Flobasidium / Holleya / Hanseniaspora / Kloeckeraspora / Pichia carsonii / Pichia efchellsii / Leucosporidium lari‐marini / Filobasidium / リボゾ-ムRNA / 部分塩基配列 / Torulaspora / Yamadazyma / D.tamari / Kurtzmanomyces / K.tardus / Cryptococcus / Rhodosporidium / Kondoa / Nematospora |
研究概要 |
過去の3年間の研究期間中に14報の原著論文を発表した。1)Genus Phaffiaは、菌体にキシロースをもち、でん粉様物質をつくることより、genus Cryptococcusの synonymとされた。しかるに、18Sおよび 26SrRNAの部分塩基配列による結果は、本属は系統的に離れた存在で、独立した属であることが明らかにされた。2)子嚢菌系不完全酵母 Arxulaは、完全酵母 Stephanoascusとは、 18S および 26S rRNAの部分塩基配列で、たがいに、近い関係にあった。これは、両者が血清学的に共通抗原をもち、ともに、アデニンを唯一の炭素源として、利用できることを裏付けするものである。3)Q-10をもつ Rhodosporidium 属酵母の 18S および 26S rRNA の部分塩基配列を決定した。本属に属する4種は、基準種であるR.toruloides(Q-9)と近い関係にあることを示した。しかし、R.dacryoidumは塩基の相違数11(18SrRNA)を数えた。この結果は、R.dacryoidumにたいして、新属が与えられることを示す。4)子嚢酵母、Holleya Yamadaは、26SrRNAの部分塩基配列では、Nematospora Peglionと近い関係にあったが、18SrRNAの部分塩基配列では、塩基の相進数7を数えた。これはgenus Holleyaの存在か妥当であることを示す。5)子嚢酵母、genus Debaryomycesに属する酵母の18Sおよび26SrRNAの部分塩基配列を決定した。本属に属する14種は、18SrRNAの部分塩基配列で、2つのグループに分けられた。そのグループ間の塩基の相違数は、僅々、1であり、本属は極めてhomogeneousであることが判明した。Genus Yamadazyma Billon-Grandの基準種、Y.philogaeaは、genus Debaryomycesと近い関係にあった。6)Q-9およびroundascosporeをもつ4種のrRNAの部分塩基配列を決定した。そのうち、P.carsonii、P.etchellsiiの2種はDebaryomycesの第2のグループと同じ塩塞配列を与え、本2種をgenus Debaryomycesに移した。
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