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EBウィルスをin vitroでTリンパ球に感染させることができるか

研究課題

研究課題/領域番号 02807053
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関日本大学

研究代表者

小野 魁  日本大学, 医学部, 教授 (30004675)

研究分担者 高田 賢蔵  日本大学, 医学部, 講師 (30133721)
宇野 正恒  日本大学, 医学部, 講師 (30150709)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードEBウィルス(EBV) / EBVレセプタ-(CD21) / B細胞 / T細胞 / MOLTー4 細胞 / EBNA抗原 / GLー1 抗原 / 単クロ-ン抗体
研究概要

EBウィルス(EBV)はBリンパ球以外にも標本細胞となるるものがあることは認められているが、in vitroでの感染細胞系はB細胞以外にはない。T細胞株MOLTー4にはEBVレセプタ-(CD21)が発現しているが感染効率は低く安定な感染細胞は得られていない。
我々はヒトB細胞株BJABの細胞膜に新しい糖脂質抗原(GLー1)が発現していること、BJAB細胞にEBVを感染させることGLー1抗原が消失することなどを単クロ-ン抗体を用いて見した。GLー1抗原はMOLTー4細胞にも発現しており、EBV感染によれ同様に消失した。従ってEBVを感染させたMOLTー4細胞を抗GLー1抗体と補体の存在下で培養することによりEBV感染MOLTー4細胞を選択的に濃縮できる。GLー1抗原の生理的意義は不明であるが、抗GLー1抗体を武器にしてMOLTー4細胞、および初代培養T細胞でのEBV感染について調べた。
1.MOLTー4細胞系
(1) MOLTー4細胞にEBVを感染させ抗体と補体の存在下で培養を続けると4〜6週後には約50%の細胞がEBNA陽性となり明らかにEBV感染を認めるが抗体を除くと急速にEBNA陽性細胞は減少し、安定なEBV感染細胞系を樹立することには成功していない。
(2) EBNA陽性MOLTー4細胞にはEBV遺伝子が検出されるが、消失した細胞では検出できず、MOLTー4細胞ではEBV遺伝子を安定に保持、増殖させる桟構に欠陥があることが考えられている。
2.初代培養T細胞系
末梢血T細胞を抗CD_3抗体とILー2存在下で培養しEBVレセプタ-、GLー1抗原の発現について、セルソ-タ-などを用いて検討し、選別を試みたが有意の結果が得られなかった。T細胞にEBVレセプタ-が発現するためには特定の條件が要求されているものと考えられている。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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