研究課題/領域番号 |
02807062
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中野 正孝 千葉大学, 看護学部, 助教授 (00114306)
|
研究分担者 |
桂 敏樹 千葉大学, 看護学部, 助手 (00194796)
野尻 雅美 千葉大学, 看護学部, 教授 (70009520)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 健康づくり / 健康づくり支援システム / 老人保健法 / 健康診査 / 健康相談 / 食習慣 / 運動 / 休養 / 栄養調査 / 健康管理システム / 指導システム |
研究概要 |
本研究の目的は、老人保健法による健康診査の結果を地域住民の健康づくりのためにどのように活用すればよいかを、一漁村地区における調査によって明らかにすること、そして、これらの調査結果をふまえて、異常所見がみられなかった受診者(正常者)に対する保健指導のあり方や内容等を検討するとともに、健康づくりのための支援システムを考案することにある。 1990年度は、静岡県西伊豆地区において、老人保健法による健康診査の受診者1497人(男557人、女940人)を対象に、生活習慣(栄養・運動・休養)調査を実施した。そして、受診者の健康意識、食物の摂取頻度や嗜好、食生活に対する考え方、日頃実施している運動、運動習慣に対する考え方、休養の実態及びそれに対する考え方等を明らかにした。 1991年度も静岡県西伊豆地区において、老人保健法による健康診査の受診者1737人(男620人、女1117人)を対象に、日常生活活動強度や運動強度等についての調査を行った。日常生活活動強度については行動記録法に準じて求め、運動強度については運動種目から求められる点数と頻度から、運動得点として算出した。その結果、運動得点と性、年齢、生活活動強度、健診所見、健康状態に対する自己評価等との関係が明らかになった。 最終年度は、初年度からの調査研究成績、収集資料及び他システムの開発状況等を多角的に検討し、地域住民を対象とする健康相談において保健婦が利用することを考慮した「健康づくり支援システム」を作成した。そして、西伊豆地区だけでなく、千葉県丸山町等においても、本支援システムを実際の保健指導に利用し、有用性や問題点等を検討した。さらに、千葉県の保健婦7人に実際に使ってもらい、本システムに対する意見・感想等を調査した。その結果、「画面が見にくい」「表示される図表」等の改良すべき点がいくつかあったが、健康づくりに利用できる可能性は高いとの評価を、保健婦と住民の双方から受け、本システムの有用性を確認することができた。
|