研究課題/領域番号 |
02807067
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
高浜 桂一 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (70040160)
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研究分担者 |
瀬尾 泰久 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (80187830)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1990年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | Liver Specific Antigen(LSA) / SandwichーELISA / 肝損傷 |
研究概要 |
本年度末までの研究実績は以下の通りである。 1.肝特異抗原の精製について 肝特異抗原は、ヒト肝水溶性分画よりゲルろ過、塩析、イオン交換クロマトグラフィ-等の手技を用いて精製した。精製後の特異抗原の性状は、SDS電気泳動法により分子量5万2千、等電点電気泳動法により等電点5.8〜5.9のPolymericな蛋白であることが示された(LSA=Liver Specific Antigen)。 2.肝特異抗体とその臓器特異性について 精製したLSAを抗原として、Rabbit Antiーhuman LSA抗体を作製した。この抗体をヒト腎抽出蛋白で吸収後、DptーELISAにより、ヒト脳、心、肺腎、膵、脾、骨格筋抽出蛋白及び血清に対してその特異性を検討したところ、これらの諸臓器とは全く反応せず、この抗体の肝特異性が示された。また、モルモット、ラット、マウス肝抽出蛋白との間で種族等異性についても検討した結果、これらの各種肝抽出蛋白とも反応性が認められず、Antiーhuman LAS抗体のヒト特異性も示唆された。 3.SandwichーELISA測定系の開発 上述の抗体をFab'に調整後ペルオキシダ-ゼにより標識し、Antiーhuman LSA Fab'ーHRP Conjugateを作製した。抗原のトラップにはAntiーhuman LSAを固相に不溶化し、常法に従って検量線を作製した。その結果、LSA濃度で3fmol〜100fmol/tubeの範囲で抗原の定量が可能であった。これは、DotーELISAに比し約130倍感度が上昇したことになる。 現在、この測定系を用いて肝に損傷を生じていた剖検例の血中から、LSAの定量を試ている。
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