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悪性脳腫瘍の増殖能とがん遺伝子産生タンパクとの関連について

研究課題

研究課題/領域番号 02807134
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関九州大学

研究代表者

西尾 俊嗣  九州大学, 医学部, 助手 (10180580)

研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードKiー67 / BrdU / Brain tumor / Oncogene / PDGF
研究概要

1.脳腫瘍におけるKiー67とBrdu陽性率の比較
髄膜腫:高齢化社会とCT,MRIの普及によりsubclinical髄膜腫の発見頻度と手術摘出例が増加してきた。subclinical髄膜腫のKiー67およびBrdu陽性細胞率は0.5%以下で、0%の症例も認められた。これに対して、早期に再発する髄膜腫や悪性髄膜腫は、いづれも1%以上で、10〜20%のものもみられた。Kiー67の陽性率とBrdu陽性率は正の相関を示し、一般にKiー67の方が高値を示した。Kiー67の方が、Brdu標識率よりも腫瘍増殖能を反映していた。
神経細胞腫:我々の経験では、神経細胞腫は、良性で生物学的にはおとなしい腫瘍である。しかしKiー67で染色すると、全くの陰性例とわずかながらも増殖している群(0.1〜0.2%)に別れることが判別した。
グリオ-マ:過誤腫的性格を有するsubependymomaは、Kiー67でも陰性であり、きわめておとなしい腫瘍であることが証明された。神経膠腫系では、病理組織診断による悪性度と、Kiー67およびBrdu陽性率はほゞ正の相関を示した。
2.がん遺伝子産生タンパクと増殖能
VーSISまたはCーSIS遺伝子産生蛋白であるPDGF関連蛋白を検索した。増殖能の高い腫瘍群が、PDGF関連蛋白を多く産生している傾向を示した。また各腫瘍系により、PDGF関連蛋白のsubclassが異なる傾向を示した。他のがん遺伝子産生蛋白については目下検討中である。
3.放射線・化学療法への反応性と予後との関連性
目下、デ-タの集積中である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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