研究課題/領域番号 |
02807138
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
原田 武雄 (1991) 大阪大学, 医学部, 助手 (00231738)
江原 宗平 (1990) 大阪大学, 医学部, 助手 (40176780)
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研究分担者 |
小野 啓郎 大阪大学, 医学部, 助手 (70028330)
川端 秀彦 大阪大学, 医学部, 助手 (10186132)
斉藤 正伸 大阪大学, 医学部, 助手 (30186960)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 希土類磁石 / 側弯症 / 反発力 / 矯正 / 設置法 / コ-ティング / 安全性 / 固定法 |
研究概要 |
小型で磁力の強い希土類磁石(CoSm,NaFeB:住友特殊金属性)をラットの脊柱に装着し主として反発力を作用させることで脊柱変形を作成すること、また既存の方法で作成した側弯症に磁石を装着、反発力を作用させ脊柱変形を矯正することも可能であることを明かにした。この磁石の反発力によって作成された側弯症は椎体の回旋を併っており、人間に発生する側弯症と同じ形態を示している。逆にこのことから側弯症発症のメカニズムを探るーことに力学的な本題ー手段がみつかる可能性があるといえる。本法は側弯症発生のメカニズムにせまる可能性を持つといえる。 以上のように強力な希土類磁石を用いて小型動物では側弯症の作成や矯正が可能であることを明らかにし得た。そこで現在は大型動物(猿等)を用いての当実験の準備を進めている。力学計算上、希土類磁石はヒトでも猿でも脊柱変形の矯正に必要な“力"を生み出し得る。磁石の取り付け方法,反発力のコントロ-ルを可能にするシステム、コ-ティング法などについて検討・実験を進めている。ことに生体への安全の点については希土類そのものの毒性を防ぐコ-ティング法について,また磁場による循環系,神経系への影響について調査を継続している。 これらの結果は国内外の脊柱関係の学会,側弯症関係の学会,雑誌などに発表している。
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