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歯根膜細胞の分化および性状解析のためのモノクロナ-ル抗体の作製

研究課題

研究課題/領域番号 02807167
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関奥羽大学

研究代表者

山崎 章  奥羽大学, 歯学部, 教授 (60110459)

研究分担者 管野 恵美  奥羽大学, 歯学部, 助手 (00214726)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード細胞分化 / 歯根膜細胞 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / モノクロナ-ル抗体 / 免疫組織化学
研究概要

本研究の目的は、マウス頭蓋冠より分離した骨芽細胞株MC3T3ーE1の各分化段階における細胞表面抗原に特異的なモノクロナ-ル抗体を作製し、これをマ-カ-として利用し、歯根膜細胞の分化を免疫組織化学的に解析しようとするものである。現在、基本的抗体作製手技のチェック、すなわち、免疫に用いる細胞の採取法およびその時期、融合させる細胞の密度、抗体のバイオアエッセイの方法、およびそれに用いる細胞、組織の種類等について検討を加えている。一方、上記作業を通じ、抗体の特異性およびそれを用いた組織化学的検索結果の説明のために、あらかじめ明確にしておかなければならない点が明かとなった。まず、in vivoでの陽性細胞の分化段階を正確に認職するために、免疫に用いた細胞の分化状況を把握しておく必要がある。このために、細胞を一定の培養日数毎に、電顕を用いて検索し、それぞれの細胞学的特徴、特に粗面小胞体やゴルジ野の発達、基質小胞の形成、アパタイト結晶の出現、細胞表面でのアルカリホスファタ-ゼ活性の有無について明らかにしつつある。次に、骨芽細胞に分化に影響を与える因子、なかでもサイトカインや破骨細胞との相互作用について注目し、これらを実験系に組み込むことによって、免疫組織化学による検索結果の解釈をより明快にしようと試みている。そのために、破骨細胞欠陥突然変異マウスでの破骨細胞の組織学的特徴を検討するとともに、造血因子(MーCSF)投与により破骨細胞が活性化された結果、骨芽細胞の分化、機能の活性化が生じることを明らかにした。この実験系は、得られた抗体のアッセイに極めて効果的であると考える。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 管野 恵美: "突然変異マウス(op,oc)における歯周組織の形態発生について" 歯科基礎医学会雑誌. 32. 81 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 小玉 博明: "Congenital osteoclast deficiency in osteopetrotic(op/op)mice is cured by injections of marcrophage colonyーstimulating factor." Journal of Experimental Meditine. 173. 269-272 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 小玉 博明: "Essential role of macrophage colonyーstimulating factor in the osteoclast differentiation supported by stromal cells." Journal of Experimental Meditine. 174. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎 章: "Effect of macrophage colonyーstimulating factor on the tooth eruption in osteopetrotic(op/op)mice." Archives of Oral Biology.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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