研究課題/領域番号 |
02807202
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
八浪 公夫 京都大学, 薬学部, 助手 (30191141)
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研究分担者 |
市川 厚 京都大学, 薬学部, 教授 (10025695)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | プロスタサイクリン / プロスタグランジンE / 脱感作 / 受容体 / GTP結合タンパク質 / GTP / 癌化肥満細胞 |
研究概要 |
1.脱感作PGE_1受容体とそれと会合するGTP結合するタンパク質の精製: ^3HーPGE_1で標識した細胞膜を6%ジギトニンで可容化し、その遠心上清をゲル濾過(ウルトロゲルAcA44)することにより、GTP結合タンパク質と会合するPGE_1受容体(分子量約350kDa)を得た。更に、この会合体をWGAアガロ-ス、フェニルセファロ-スCLー4B及びへパリンアガロ-スを用いて順次精製した。会合体であることは、糖鎖がないGTP結合タンパク質が受容体と共にWGAアガロ-スに吸着し、Nーアセチルグルコサミンで溶出されたことからも支持された。各精製ステップにおける ^3HーPGE_1結合量と ^<35>SーGTPγS結合活性の比は、最終精製標品において1:3.5であった。 2.脱感作PGE_1受容体と会合するGTP結合タンパク質の諸性質の検討:上記で得た精製会合体をGTPの誘導体5ーpーフルオロスルホニルベンゾイルグアノシンでアフィニティ-ラベルを行うと、SDSーPAGEのオ-トフルオログラフィ-上、分子量約60kDaのGTP結合タンパク質と会合していることが確認できた。この会合体中のGTPタンパク質は、毒素によりADPーリボシル化されないこと、GTPを特異的に結合するが、GTPにより結合 ^3HーPGE_1の親和性は変化しないなど、いくつかの点で従来認められているリガンド結合受容体・Gタンパク質(GDP)会合体とは異なるもので、脱感作受容体の一存在様式と考えられる。 3.プロスタサイクリン受容体の脱感作:癌化肥満細胞のプロスタサイクリン受容体は、分子量45kDaと42kDaのコレラ毒素感受性GTPタンパク質(Gs)と会合していることが判った。イロプロスト処理により、両者のGsは細胞膜から細胞質に移行することが判明し、新たな脱感作機構の存在が示唆された。
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