研究課題/領域番号 |
02807221
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | (財)東京都神経科学総合研究所 |
研究代表者 |
牛込 三和子 (1991-1992) 東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 副参事研究員 (10176654)
川村 佐和子 (1990) 東京都神経科学総合研究所, 社会医学部門, 副参事研究員 (30186142)
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研究分担者 |
江澤 和江 (角田 和江) 東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (80207430)
秋村 純江 (あき村 純江) 東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (00175796)
川村 佐和子 東京医科歯科大学, 医学部・保健衛生学科・看護学専攻, 教授 (30186142)
牛込 三和子 東京都神経科学総合研究所, 社会医学部門, 副参事研究員 (10176654)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 在宅看護 / 呼吸障害 / 呼吸・循環モニター / パルスオキシメーター / 筋・神経系疾患 / 呼吸循環モニター / 呼吸・循環モニタ- / パルスオキシメ-タ- / 筋萎縮性側索硬化症 / 進行性筋ジストロフィ-症 |
研究概要 |
近年在宅看護対象者のなかに、気管カニューレ装着など呼吸障害が重い状態にある者が増加している。在宅看護職員は患者の呼吸状態を的確に把握し、客観的情報をすばやく医師に提供することが必要である。本研究では、一般病棟看護で一部使用が開始された簡易呼吸モニタ(経皮的動脈血酸素飽和度測定装置:パルスオキシメータなど)を在宅看護の場で試用し、在宅看護におけるモニタ導入の有効性を分析・検討し、在宅看護技術としてまとめた。 対象:呼吸障害をもつ筋・神経系疾患患者で在宅療養中の者18例 研究成果:在宅医療関係者および患者・家族の協力のもとに分析した結果、以下の点を明らかにした。 1.在宅医療/看護において呼吸障害が大きな問題となるのは、(1)気管切開を行う直前の時期、(2)人工呼吸器を装着する時期、(3)人工呼吸器装着で在宅療養を開始する時期、である。 2.在宅看護を安全かつ確実に遂行していく上で、呼吸・循環モニタが特に重要である時点は、(1)呼吸不全の進行が懸念され、呼吸状態を客観的に把握する必要があるとき、(2)患者の日常生活行動を拡大するとき、(3)吸引等看護行為を行うとき、であった。 3.モニタの導入は、(1)呼吸状態の継続的観察、(2)看護行為時の酸素不足の予測・防止、(3)生活拡大のための動作訓練や行動開始期の状態の観察、を行ううえで有効であった。 4.今後、在宅看護で使用する上で、(1)機器機能 の改善、(2)測定技術の訓練、(3)測定値の活用システム、(4)普及、(5)動脈血炭酸ガス分圧モニタ等の併用、などの課題があった。
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