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競技スポーツ体験が成人病リスクファクターに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 02808020
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

細川 淳一  筑波大学, 体育科学系, 教授 (40015714)

研究分担者 田神 一美  筑波大学, 体育科学系, 講師 (40171566)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード細胞性免疫 / ナチュラルキラー細胞 / 運動 / トレーニング / 水泳 / ラット / 細胞性免疫能 / ナチュラル・キラー細胞 / 運動中止 / 糖代謝 / 脂肪代謝 / T細胞幼若化能 / マクロファ-ジ貧食能 / LAK細胞活性 / コレステロ-ル / 耐糖能
研究概要

競技スポーツ選手として、思春期から成人に至るまで激しい運動を続けてきたことが、その後の健康状態にどのような影響を及ぼすかを衛生学的観点より研究した。競技スポーツ選手は、現役引退に際して永続的な運動量減少を体験する。この時期の一般人は、成人病リスクが高まり運動を推奨されるが、この時期に運動量を低下させる競技スポーツ選手の場合、その後の健康にマイナスの要因となっているか否かを動物実験モデルにより細胞性免疫機能の一つであるナチュラル・キラー細胞の活性を指標として検討した。
水泳運動中止13週間後では、対照群との間に細胞性免疫能に明かな違いは認められなかった。つまり、運動の有無にかかわらず、健康な状況下では細胞性免疫機能に検出可能な差異は現れないと考えられる。そこで、免疫抑制剤(シクロスポリン)を投与し、この負荷に対する耐性をナチュラルキラー細胞の活性を指標として測定することにした。
運動トレーニングとして、ラットに穏やかな流水遊泳(30分/日、4回/週)を17週間(7週齢から24週齢まで)負荷した。負荷中止後9日目に50mg/kgのシクロスポリンを腹腔投与し、10日目にネンブタール麻酔下に開腹して無菌的に脾臓を摘出、ホモジナイズした後、これをコンレー・フィコル液に重層して比重遠心分離する方法で白血球を得た。この白血球と^<51>CrでラベルしたK562細胞とを混ぜ合わせて4時間培養し、この間に破壊された標的細胞から培地中に流出した^<51>Crをガンマー線カウントする方法で測定した。比較は運動負荷を行なっていない対照群との間で行なった。
この結果、運動はナチュラル・キラー細胞に対する免疫抑制剤の作用を緩和することが分かった。この作用を通じて運動は、腫瘍などの成人病から防護していることを示唆するものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kazumi Tagami 他: "Differnt responses between thyroxine 5'ーmonodaiodinase and protein disulfide isomorase activities to dictory fat and thyroid status in rat liver" Life Sciences. 48. 117-121 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 田神 一美 他: "水泳プ-ル排水からの衛生害虫及び水質指標生物の分離(本学周辺4施設の事例)" 体育科学系紀要. 14.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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