研究課題/領域番号 |
02808026
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質生物化学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
松山 東平 新潟大学, 医学部, 助教授 (00047200)
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研究分担者 |
仲川 洋治 新潟大学, 教養部, 助教授 (10018799)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | フラクタル / 形態形成 / 界面活性脂質 / 細苗集落 / Serratia marcescens / 細苗脂質 / 細菌集落 / 細菌脂質 |
研究概要 |
1.界面活性脂質の構造解析 MS/MSや2次元NMRなどにより構造解析をおこなった。その結果、 (1),Serratia marcescens産生のserrawettinは、cyclic lipopedideであり、W2は、3ーhydroxydecanoylーDーleucylーLーserylーLーthreonylーDーphenylalanylーLーisoleucyl lactoneであった。尚、W1は、cycloー(3ーhydroxydecanoylーLーseryl)_2でありserratamolideと同一物質。W3は、dodecanoicacidと5つのアミノ酸(threonine serine valine leucine isoleucine)よりなる環状物質であった。 (2),Serratia rubidaea産生のrubiwettinは、糖脂質とタンデム型3ーOH酸であり、RG1は、βーDーglucopyranosyl 3ー(3'ーhydroxytetradecanoyloxy)decanoate、R1は、3ー(3'ーhydroxytetradecanyloxy)decanoateと3ー(3'ーhydroxyhexadecenoyloxy)decanoateの混合物と構造推定した。また、上記物質を構成する脂肪酸およびアミノ酸の炭素鎖長に±2程のゆらぎが認められた。 2.フラクタル形態の形成機構 (1),固形培地上のフラクタル集落形成は、フラクタル次元が1.7〜1.8、遮蔽効果、反発効果が見られ、diffusionーlimited aggregation(DLA)の理論モデルと整合していた。 (2)成長先端部では、通常、界面張力が分裂細胞の突出を抑え凹凸の少ない成長外縁となる。Serratiaは、上記の界面活性脂質を産生することによる、界面張力により束縛を緩めフラクタル集落形成を容易にしている(コンピュタ-シユミレ-ションによる検証)。
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